Valve Timing
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Timing Chart

  •  Under Constructions

     
  •  R100R/R100GS/R100モノサス/R80モノサスのカム、バルブタイミングについて

    仕様で提示されているバルブ・開・タイミングは、バルブが 2mm リフトした状態の値です。
    従って、このデータからだけでは、バルブの中心角はわかりません。 

    Maker Model カム 吸気(deg) 排気(deg) 中心角 測定条件 バルブ (mm)
    吸気 排気 リフト量 リフト クリアランス
    (mm) 吸気 排気
    BMW R100 308 ATDC 16 ABDC 44 BBDC 56 BTDC 4 不明 不明 2.0 6.756 0.15 0.25
    .
    NISSAN A13 320 BTDC 58 ABDC 62 BBDC 85 ATDC 55 12° 15° 0.0 9.4 0.25 .
    296 BTDC 46 ABDC 70 BBDC 85 ATDC 55 12° 15° 0.0 9.4 0.25 .
    280 BTDC 38 ABDC 62 BBDC 65 ATDC 35 12° 15° 0.0 9.4 0.25 .
    256 BTDC 20 ABDC 56 BBDC 58 ATDC 18 18° 20° 0.0 8.4 0.35 .
    248 BTDC 16 ABDC 54 BBDC 58 ATDC 12 20° 22° 0.0 8.0 0.35 .
    .
    HONDA B18C-VTEC 低速側 ATDC 10 ABDC 30 BBDC 30 BTDC 10 10° ??? 1.0 ??? ??? .
    . . 高速側 ATDC 20 ABDC 20 BBDC 20 BTDC 20 20°  ??? 1.0 ??? ??? .

     BMW R100/R80、HONDAのバルブ開度の値は、リフト量が、2.0mm、1.0mmの為、吸気バルブ/排気バルブの開き始めの値は、NISSANの値とは異なっています。 吸気バルブの開き始めは、(ATDC)上死点後のタイミングとなっています。
     実際に吸気バルブが開き始めるのは、(BTDC)上死点前です。 現在は、測定の容易さから、バルブが1.0mm、あるいは、2.0mmリフトした状態で測定するのが一般的です。

    モノサス用のBMW純正、あるいは、社外品のカムとしては、以下の種類がありますが、カムプロファイル、リフト量等も不明です。 たぶん、全てが、2本サス時代のBMW純正スポ−ツカム(336-deg)と同じプロファイルだと思います。

    BMW純正 336°、 308°
    Israel 製 336°、320°、308°、296°(クラウザー:4-Valeヘッド用)

          

  •  カム・プロファイル

    販売元 P/N Type Spr AO AS EO ES HubA HubE HoT Usage Ref
    Israel Ro 214.5 344 105 97 67 67 97 7.86   3.6   Israel-FAXed
      Ro 227.4 340 104 94 66 66 94 8.87   4.1   Israel-FAXed
      KA 508 332 102 88 64 64 88 7.60   3.6   Israel-FAXed
      Ro 340.10 330 110 95 55 55 95 8.60   3.1   Israel-FAXed
      Ro 270.6 324 106 88 56 56 88 7.70   3.1   Israel-FAXed
      Ro 240.6 320 106 86 54 54 86 7.18   2.7   Israel-FAXed
      Ro 320.10 312 110 86 46 46 86 6.41   2.0 Krauser 4-V Israel-FAXed
      Ro 267.7 296 107 75 41 41 75 7.30   2.1 Enduro Israel-FAXed
    BMW               6.6   ???   Measure-wanawana
    Motobins   336           7.12 7.22 ???   Motobins-mail
    Sienrock   320                   Same as Israel 320

     

    注意 このデータは、販売元の資料、販売元の実測値、私の実測値が混在しています。
    スポーツカムに変更して、各種のチューニングを実施する場合にカムリフト量とかを勘案しなければならないほのチューンを実施する場合には、製造元/販売元にデータを確認することを推奨いたします。 

     

    英語 ドイツ語 日本語
    Duration Spr バルブ開度  (排気バルブ開度+吸気バルブ開度)/2
    Exhaust  Duration AO 排気バルブ開角度
    Exhaust Close AS 排気バルブ閉角度
    Intake Open EO 吸気バルブ開角度
    Intake Duration ES 吸気バルブ閉角度
    Max Left Hub 最大バルブリフト量    HubA:排気バルブ、HubE:吸気バルブ
    OT HoT OT(圧縮上死点)でのバルブ開度

     

  •  いずれのハイカムを入れた場合でも、点火時期の調整(リタード)は必須と思われます。
    点火時期の調整を行わない場合には、3,500rpmあたりでの吸気/排気脈動の谷間の問題が顕著に現れると思われます。
     なお、エンジン実装時には、カム・スプロケットの駒と ノックピンの位置関係、プッシュロッド、ロッカー・アーム等の動弁系の寸法誤差、ギャップ等により、2°程度の差異が出るのは周知のとおりです。 レース用のカリカリチューンのエンジンを別にすれば、5°違わなければ、性能上/体感上も違いは無い様です。

     

  •  面研とバルブタイミング

    大雑把に言って、1.0mmの面研で、タイミングは、1.0-deg遅れるらしいです。
    (面研はやったことが無いので、)

     
  •  2本サス時代の336カム

     2本サス時代(247エンジン:1974〜1978)のBMW純正の336カムはレース用として供給されており、リフト量:純正カム(308-deg)と同じ、 バルブ開度、オーバラップ:増加(値は不明)であり、2,000rpm〜3,000rpmのトルクは低下していた。 この為、通常は圧縮比も上げて使用していたが、 圧縮比を9.5:1以上にすると、当時のガソリン(当時のヨーロッパのハイオクはオクタン価:100程度であり、2008年現在のレギューラガソリン程度、もちろん添加剤も異なる)のオクタン価では、ピンギング(ノッキング)が発生していた。
    この為、デュアル・スパークにし、かつ、点火時期を遅くするのが定番の改造だった様です。 (1,000pmの進角の値、3,000rpm〜3,600rpmの進角終了時の値など、進角特性の詳細は不明)。 サンノゼ(san Jose BMW Morocycle/CC-Products 現在のURL: http://www.sjbmw.com/)がキット(シリンダー、ヘッド、ピストン、進角アドバンサーなどのセット)を販売していた様だが、詳細は不明 現在はガソリンの品質(オクタン価、アンチノックの点火剤)も変わっており、キャブ、点火システム、バルブの材質、バルブガイドの材質の改良により、必ずしも、当時と同じ状況ではないが、片隅に覚えておいても良い事項だと思います。

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