Bearing Basic
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  •  ベアリングの精度、すきま

    ベアリングの精度、すきまに規格がありますが、むやみに精度の高いベアリング、すきまの狭いベアリングを使用した方が良いということはありません。 逆に寿命が短くなってしまいます。

    推奨される「精度」 :Normal(JIS)、  P0(DIN)  
    推奨される「すきま」:C3(JIS)    

     
  •  シール形式
     
    形式、記号 シールド形 シール形
    ZZ LLB:非接触 LLU:接触 LLH:低トルク
    構造 金属のシールド板を外輪に固定 鋼板の合成ゴムを固着して外輪に固定 鋼板の合成ゴムを固着して外輪に固定 鋼板の合成ゴムを固着して外輪に固定
    内輪との接触 シールド先端が内輪に接触 シール先端は内輪に接触しない シール先端が内輪に接触 シール先端が内輪に接触、低トルク
      摩擦トルク  小  小  やや大  中
      防塵性 良好 ZZ形より良好 最優秀 LLB形より優れる
      防水性 不適 不適 極めて良好 良好
      高速性 開放型と同じ 開放型と同じ 限界あり LLU形より優れる
      許容温度範囲 潤滑剤による -25度〜+120度 -25度〜+110度 -25度〜+120度

    形式、記号は、nachi(不二越)を記載、他社でも記号は違うが、形式、構造は同様である。
    例:LLUーー>2RS

    シール形では、グリス封入形も存在します。 例:60/22LLU/2A 両シール・接触型・グリス封入

     

  •  ベアリング シール形式による許容回転数

    ホイールベアリングについて

    180km/h =  3,000m/Sec
    17inchホイールの外周 =  17 * 2.25(cm) *3.14 = 120 cm = 1.2m  
    3000/1.2 = 2,500rpm   となりますが、最も許容回転数の低い接触型シール・ボールベアリングの許容回転数は内径:22mmの接触形のベアリングで8,000rpm以上なので、どのシール形式でも良いと思います。(内径が太くなると、周速が高くなるので、許容回転数は低くなります。)

     
  •  シールベアリング/グリス封入タイプ
     
    ベアリングによっては、グリス封入タイプも安価に販売されています。例:NTN 60/22LLU/2A
    できればゴム両シール・グリス封入型が良いです。

     
  •  ステム・ベアリング、スイングアーム・ピポットベアリングの互換性

    \data\Compatible のページを参照
     
    ステム(下) YAMAHA・特注ベアリング(シールつき)を推奨
      汎用ベアリングではシールは無い
    スイングアームピポット BMWは特注ベアリング(シールつき)を使用
      汎用ベアリングにはシ−ルは無い

     

  •  GearBoxのInput軸・Inputベアリング

    純正はFAG製
    国産(日本製)で同等品があるが、微妙に寸法が違う(公称寸法が違う)ので、使用するのは、リスクと価格を考えると「X」
    日本製の価格(ただしローラのバケットはプラスチック製)はFAGの約75%

     
  •  パラレバー後ろ側 ボール・ベアリング(2RS)

    内径に対して外径が小さい特注品の様で、代替え品は見つけられなかった

     

  •  ロッカーアーム  ニードル・ベアリング

    特注品の様で、代替え品は見つけられなかった

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