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- ステアリング・ステムベアリン交換、ステムベアリングのグリスアップ
- 注意、補足
ステム関連の寸法は Spec_Dataの項に記載しています。
1 |
後ろ下がりの場所でメインスタンドをかける |
2 |
作業中にメインスタンドが降りない様に、リヤタイヤの前にブロックをおいて、車止めをすること |
3 |
オイルパン下にジャッキを当てるか、あるいは、古雑誌等を積み、作業中に、前側に倒れない様にする |
補足:ただし、R100GSは所有していないので、未確認。
R100GS、K100/K75では、トップのロックナット(Φ22m)とステム(Upper)側の穴径の隙間を埋めて、中心を出すSST(314-890:内径:22mm、外径:Φ24.55m、厚み:1.3mm、長さ:10mm)を使用するが、R100Rでは、不要、これは、ベアリング・キャップ(Upper)の鍔に形状の違いによる(?????)
このSSTは、冷媒用銅管継手 内径:22m、外形(約):Φ24mm、厚み(最小):0.9mm、を10mmの長さに切断したものでも代用できる、90度エルボーで、¥200-程度。 銅管継手はハンダ付け用なので厚みが約0.9mmだが、鉄管継手、ステンレス管継手はネジ継手なので、この寸法(厚み)の部品は販売されていない。
- 必要工具
ビニル紐 |
ブレーキ・キャリパーの吊り下げ用 |
木の板、雑誌など |
ブレーキ・パッドのストロ−ク防止の為に挟む |
トーチ |
ステムの加熱用 |
パイロットベアリング・プーラー |
アウターレース(ステアリングヘッド側)の取り外し |
300mm程度のパイプ |
ステムベアリング(下側)の打ち込み |
グラインダー |
ギアプーラー、ベアリングプーラーの爪の加工 |
- ステム・ボトムのベアリングの取り外し
Φ6.0mm、長さ50o以上の鉄ネジ 2本 |
ベアリングの取り外し |
ガストーチ、あるいは、電熱トーチ |
ベアリングを加熱して取り外しを容易にする |
ハンマー |
鉄ハンマー 900g以上 400gではダメ |
タガネ(平歯) |
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補足:ベアリング外側の雨水侵入防止用のキャップはキズが付くので、必ず、発注しておくこと
A
- アウターレースの取り外し
ベアリング・アウターレース・リムーバー |
ハセコーなど |
---代替え工具(1)
ステムベアリング・リムーバー
(ストレート製 ¥2,450-) |
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---代替え工具(2)
パイロットベアリング・プーラー
¥3,080 |
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ガストーチ、あるいは、電熱トーチ |
ベアリングを加熱して取り外しを容易にする |
ハンマー |
鉄ハンマー 900g以上 400gではダメ |
鉄の丸棒 |
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R100R・アウターレース
補足:R100R/R100GSとR100/R80・モノサスでは、フレーム側のアウターレース部の形状が異なり、R100R/R80・モノサスでは、ベアリング・プーラーの爪を引っ掛けられない場合があるが、R100Rでは
写真の様にレースの奧側に隙間があるので、作業上の問題は無い。
- 、以下を参照してください。
- 交換部品
ステム(Lower)とベアリング
- ステム・ナットとベアリングの取り外し、打ち込み
ステムナットとベアリング
ステム・ナットの上側(写真では裏側)に2箇所の穴が開いているので、ポンチ等で均等に叩いてはずします。
ベアリングの装着は、当て金をして、均等に打ち込みます。
- ステム(Lower)からのベアリングの取り外し、打ち込み
ステム(Lower)とベアリング
あ
- ステム・ボトメののヘアリグの打ち込み
古いベアリングを加工したもの
ローラー+ガイドを取り外して、
インナーレースだけにする
内径をΦ28.20o以上にして、
油分が無い状態で
ステムにスムーズに挿入、
取り外しができる様にする
注意:
内径を拡大させ過ぎない様
に加工する事 |
ベアリング側 塩ビ管側 |
ガストーチ、あるいは、電熱トーチ |
ベアリングを加熱して取り外しを容易にする |
ハンマー |
鉄ハンマー 900g以上 400gではダメ |
スラスト・ローラー・ベアリングはローラー+ガイドとインナーレースから構成されていて、ガイド部に力を加えると、開店がスムーズに行かなくなるので、確実にインナーレース部だけに力を加える為に古いベアリングのインナーレースだけを使う
ベアリング下側とステムの隙間は少ないので、ベアリングプーラーが入らない場合もあります。
その場合には、ステム全体を暖めたオイルにつけてから、細い(−)ドライバーでこじると、簡単に外れます。バーナー(あるいは、カセット・ガス・トーチで炙る方法もありますが、やったことはありません)。 サービス・マニュアルでは、ステム軸を5mmほど打ち込んで、再び、元に戻す為に叩き込んで、ベアリング下側の隙間を作る方法が記載されていますが、この方法も実施したことはありません。
打ち込む場合には、電線管:VE28(内径:28mm、外径:34m、厚み:3mm)長さ:250mmと、内径:28mmの平ワッシャー(ベアリングの内側面の保護)を使って、均等に打ち込みます。 夏期に作業する場合には、ステム(Lower)側を冷蔵庫に入れて冷やしておきます。
- フレーム側のベアリングレ−ス(Upper)の取り外し、打ち込み
厚めの鉄板 |
5o以上の厚み |
古いアウターレース |
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ガストーチ、あるいは、電熱トーチ |
ベアリングを加熱して取り外しを容易にする |
ハンマー |
鉄ハンマー 900g以上 400gではダメ |
鉄の丸棒 |
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注意:必ず、オイルパン下にジャッキを当てるか、あるいは、古雑誌等を積み、作業中に、前側に倒れない様にしてから作業します。
注意:レースはフレーム面と面一になる位置まで打ち込みます。 取り外す前に、打ち込み深さを確認しておきます。
内爪プーラーで、レースと取り外します。爪が引っかからない場合には、爪をグラインダーで研ぎます。 固くて、外れない場合には、バーナーでフレーム側を暖めます。 どうしても取れない場合には、平板に「π」状にラグを溶接して、これをレースに溶接して、叩き出します。
打ち込む時には、古いレースを当て金にして、打ち込みます。 レースを冷蔵庫に入れて冷やしておくと作業性が良いですが、打ち込み後、必ず、パーツクリーナー等で結露を除去しておきます。