Wire Adjust
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  •  アクセル・ワイヤーの遊びのチェック、遊びの調整

    タンクをはずした場合には、タンク下のアクセル・ワイヤーの取り回しが動いてしまい、結果として、左右のキャブの同調がズレてしまいます。 (正確には、アクセルの開け始めの同調がズレます)



  •  対策

    アクセル・ホルダーから2本で出ている場合(R100R、R100GS、R100/R80モノサス:全部ではない)には、
    ホルダー〜タンク下までのアクセル・ワイヤーをインシュロックで縛っておきます。 
    5箇所ぐらいを縛る。 勿論、キャブの同調を取った後です。



  •  遊びのチェック、調整の準備

    タンクをつける場合には、アクセル・ワイヤーが所定の位置にあるかどうかをチェックしておきます。
    タンクをつけた後、ハンドルを左右に切って、アクセルを開けて、ワイヤーの癖を取ります。



  •  アクセル・ワイヤーの遊びのチェック、調整

    同調が取れていたキャブで、タンクを外して、修理などの作業をした後で、アクセル・ワイヤーの同調をチェックする簡単な方法です。 キャブ本体の同調がズレている場合には、バキューム・メーターを使用して、調整することをお奨めします。


    1、まず、エンジンを5分ぐらいは暖気します。  油温:80℃以上
    2、アクセルをゆっくりと5mmぐらい開けます。 この時のエンジン音を憶えておきます。
    3、まず、左のキャブのワイヤーをキャブの上で持ち上げて(1mm〜5mmぐらい)、
      アクセルをゆっくりと5mmぐらい開けます。
    4、右のキャブで同様にします。
    5、(例えば、右側のキャブのワイヤーの遊びが大きい場合には)
      (4)の作業で、エンジン音が、一定の調子で上がる場所があります。
    6、右側のワイヤーの遊びを調整して、(2)〜(4)の作業を繰り返します。
    7、最後に、実際に走行して、発進時のフィーリングをチェックします。


    補足:最適な同調の範囲は、アクセル・ワイヤーの固定ネジ部で半回転ぐらいで、結構、狭い範囲です。
        気長にゆっくりと同調しましょう。 スタンドを外して、シートにまたがった状態では、もっとわかりやすいです。
        最初は、この状態で調整して、慣れてきたら、センター・スタンドで排気音だけで調整できると思います。

 

  •  補足


    キャブの同調がズレた場合には、作業中に以下の項目が発生したことによると思われます。 
    チェックすることをお奨めします。

    1、エンジン〜キャブ、キャブ〜エアクリーナーの接続パイプが緩むか、外れているか、割れているか
    2、燃料パイプからゴミが落ちてきている。   キャブのフロート・チャンバーを外して、
      場合によっては、メイン・ジェット、ニードル・ジェットを取り外して、清掃。
    3、その他の部分からのエア吸い

  


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