Gear Box
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  •  ギア・BOXの取り外し、取り付け


  •  ボア・BOXの取り外しまでの「その他の部位」の取り外し手順は、以下を参照してください。

    00 共通部分 シート
        タンク
        バッテリー(−)
        エア・クリーナー
        エンジン・トップ・カバー

     

    90 キャブレター 右のキャブ

    (*) サービス・マニュアルでは、左側からギアBOXと取り外す様になっていますが、
       右側からの方が簡単です。

    110 スイング・アーム  


     

  •  注意:メインスタンドの固定


    メインスタンドとフロントタイヤをタイダウンベルトで固定して、作業中に、メインスタンドが外れない様にします。

     
  •  ツール
     
    短いHEX・Lレンチ 15mm   GEARBOXのエンジン側取り付けネジの取り外し、取り付け

    通常の長さ(30mm)、ソケット・レンチは、使用できません。

     

  •  交換部品

    ありません。



  •  取り外し手順
     
    1 ギアBOXのオイルを抜き、ドレンボルト、注入口のボルトを抜きます。
    2 シフトレバー一式を外します。 ギアBOXへのシャフトも抜きます。
    3 ギアBOX裏側のクラッチ・レバーのネジを抜き、レバーを抜きます。
    4 クラッチ・ロッドのブーツ、内側のスラスト・ベアリングを外します。
    5 ギアBOXの左右のフレームにウエスを載せ、キズ防止をします。
    6 ギアBOX左右のネジを抜きます。
    7 ギアBOXをプラスチック・ハンマーで軽く叩き、外します。 ギアBOXの内側に耳があり、
    エンジン側に噛み合っています。
    8 後ろにずらし、ニュートラルSWの配線(2本)を外します。
    9 クラッチのロッドを抜きます。
    10 ギアBOXを右側から取り外します。


    古いタイプのクラッチ・スラスト・ベアリング
    新しいのは一体型


  •  チェック、清掃
     
    1 ケースの割れがないか確認します。 エンジン側取り付けネジ(4本)、アウトプットフランジの耳
    2 プラインを清掃して、耐高荷重のグリスを歯ブラシで塗りこみます。 クラッチ側も同様にします。
    余ったグリスは、必ず、拭き取っておきます。 拭き取らないとクラッチ板に飛び散ります。 



  •  取り付けの準備
     
    1 ギアBOXの修理、メンテナンスを完了します。 オイルは入れません。
    2 クラッチのロッドにグリスを塗ります。(脱落防止も兼ねて) ギアBOXにセットします。
    ロッドは一番後ろ側にセットしておきます。 (クラッチ側には飛び出さない様にします。)
    3 取り付けネジ(2)、GND線の端子にグリスを塗ります。
    4 エアフィルター・BOXと固定ボルト(3)にグリスを塗り、固定の準備をします。
    5 クラッチのスラスト・ベアリングをグリス・アップします。 穴にグリスを詰め、周囲にグリスを塗ります。
    6 クラッチのゴム・ブーツ、バンドをクリーニングします。
    7 クラッチのレバーの調整ネジのネジ山をクリーニングして、グリスアップします。
    8 クラッチのレバーの支点のベアリングの古いグリスを清掃して、グリスアップします。
    9 クラッチのレバーの固定ボルト、ネジを清掃、グリス・アップします。



  •  GEARBOXのフレームへの取り付け
     
    1 フレームにウエスを被せて、キズの防止をします。
    2 ギアBOXをフレームの上に載せます。
    3 ニュートラルSWの配線(2本)をします。
    4 ギアBOXをエンジン側にはめ込みます。
    5 下側のボルト(2)を仮止めします。 左側のGND配線を忘れない様にします。
    6 ガソリン・ホースの左右の配管をします。
    7 エアクリーナーBOXを装着して、ボルト(2)と、エアクリーナーBOXの底のボルト(1)を仮止めします。
    8 エンジンへの固定ボルト(4)を均等に締めます。
    9 クラッチのスラストベアリングを装着します。
    10 ゴム・ブーツ、バンドを仮止めします。 バンドを固定する必要はありません。
    11 クラッチ・ケーブルにレバーのフックを引っ掛けて、スラストベアリング+ゴムブーツを押しながら、レバーの固定ボルトを差込ます。
    12 各パーツが正規の位置になっていることを確認して、レバーの支点のボルト、ナットを固定します。
    13 ゴム・ブーツのバンドを固定します。

     

  •  クラッチ・ロッドのゴムブーツの取り付け方法 
     
    1 クラッチ・ロッドのベアリング、スプリング、バンド、ゴムブーツを仮組みする。ゴムブーツの裏側にグリスを塗る
    2 クラッチ・レバーで、ゴムブーツを押しながら、クラッチ・レバーをGEARBOXに仮組みする。
    3 クラッチ・レバーで、ゴムブーツを押しながら、バンドを固定する。
    4 クラッチ・レバーを取り外す
    5 ハンドルのクラッチ・レバーの遊び調整ネジを最小にする
    6 クラッチ・ワイヤーをクラッチ・レバーに組み付ける
    7 クラッチ・レバーをGEARBOXに組み付ける
    8 ハンドルのクラッチ・レバーの遊びを調整

     

  •  GEARBOX・クラッチ・レバーの組み立て
     
    1 クラッチ・レバーで、ゴムブーツを押しながら、取り付けネジ部に細いドライバーを上側から差し込む
    2 下側から、太いHEXレンチを差し込む
    3 上側から、正規のネジを差し込む

     

  •  GEARBOX・クラッチレバーの遊び調整
     
    1 ハンドル側の調整ネジを1mmぐらいの位置で固定します。  (*)
    2 ギアBOX側の調整ネジで、遊びを調整します。 フルストロークした時に、ギアBOXに対して、直角+αになる様に調整ネジで、調整します。 (**)

     

    (*) 自分の手の大きさによって、この位置は調整します。 1mm以上の調整シロは残してください。
    これはクラッチが減った時には、ハンドル側のクラッチ・レバーの遊びが少なくなる為です。
    (**) この値はサービス・マニュアルに載っていますが、フルストルークで、90°+α(気持ち)となる様にすることによって、
    クラッチ・ロッドへの負担の低減をするものです。 (たぶん)この位置だと、クラッチ・レバーへの力が少なくてすみます。

     

  •  リヤホイールを取り外して、Gearboxの取り付け、取り外し

     

    リヤホイールを外すと、作業性は格段にアップしますが、かならず、フロントホイールとメインスタンドを固定して、スタンドが外れない様にしてから、作業します。


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