Rear_Wheel
Home | Up


  •  ブレーキシューの交換、清掃

    実施頻度が低い作業なので、作業内容を細かく記述しています。

     
  •  注意

    R100R/R100GS・パラレバーでは、ブレーキシューのスプリングは通常の取り付け方向とは異なります。 
    この為、取り付け時には、ブレーキロッドをフリーにして、カムが自由に動く状態にして、力任せにセットします。 シューの交換の為にボスのEリングの取り外し、カムの取り外しは本末転倒で、オイル漏れなどの別のトラブルを引き起こす可能性があります。 R80/R100モノレバーはこの限りではありません。

     
  •  注意:メインスタンドの固定


    ナットを緩めた以降の作業は、メインスタンドとフロントタイヤをタイダウンベルトで固定して、作業中に、メインスタンドが外れない様にします。


     
  •  必要工具、消耗品

     
    工具 タイダウンベルト  
    工具 ソケットレンチの駒(17)、ラチエット・ハンドル、スピナ・ハンドル、 クイックスピンナ、短い延長ロッド(75mm程度)、 ホイールナットの取り外し
      タイヤポンプ (R100Rの純正タイヤでは必須)
         
      トルクレンチ(100Nm) ホイールの取り付け
      ワイヤーブラシ シュー廻りの清掃
      タイダンベルト  
      50mm厚、A4サイズ以上の古雑誌  
    ケミカル パーツクリーナー シュー廻り、ホイール・ナットの清掃
      ウレアグリス ボス、カムへの給脂
      軍手  
    その他 50mm厚程度の古雑誌  
         

    ホイール。ナットを緩める時に、長い柄(220mm程度以上)のスピナ・ハンドルが無い場合には、普通の長さのラチエット・ハンドル(160mm程度)にパイプを差し込んで延長するか、ディープ・オフセット・メガネ・レンチ(75度の17なら、260mm程度の長さ)を所有しているなら、それを使用します。 
    柄の長さが短いと、ホイールナットを緩めるのに「腕力」必要になります。
       
    スピナ・ハンドル    ラチエット・ハンドル    クイックスピンナ   ディープ・オフセット・メガネ・レンチ
                               (浅いのはタイヤが邪魔になり、X)

     

  •  ブレーキシューの使用限界

    BMW(R100R/Mysitc)純正のサービスマニュアルでは、外部のブレーキレバーの根元のインジケータの指示値だけ鹿出ていません。 ヘインズのマニュアルでは、1.6mm厚みが使用限界と記載されています。
    使用限度はカムの動作範囲でも決まります。 長方形のカム出は動作に90度に近くなったら使用限界です。

     
  •  ブレーキレバーの位置

    ブレーキシューの交換では取り外しません。 カム軸のオイル漏れでオイルシール(3つ)、フェルトを交換する場合だけです。

    取り外す前にラチエットの場所をマジック等でマーキングしておきましょう。 
    R100Rの場合には、下の写真が参になります。カム面と平行ではありません。 平行からかみ合い部のラチエットで一山分だけ、フロント側になります。この状態では、ブレーキペダルを最も上位置にした状態で、レバー穴にロッドが触れません。5mm程度の距離があります。




     
  •  部品の入手

    ブレーキシュー(純正は固く、ホイール側が減るらしいので、社外品の柔らかいのがお勧めです。)スプリング、共振止めのゴムを入手。 リヤ・ブレーキ・シューの交換頻度は低いので、スプリング、ゴムは同時交換がお勧め

    ブレーキシューは2種類(カム面が垂直なのと、斜めの)あります。 車両にあったシューを入手します。
     
  •  事前準備

     
    シューの面取り シューの4面と4隅をヤスリで面取りしておきます

     

  •  ホイールボルトのの取り外し

     
  •  ホイールの取り外し

     
  •  ブレーキシューの取り外し

     

  •  ブレーキ廻りの清掃と、スイングアーム、リム&スポークの清掃
     
  •  給脂
     
  •  ブレーキシューの取り付け
     
  •  ホイールの取り付けと確認
     
  •  ホイールボルトのトルク管理


     


     

     

       
    ホイールナットを緩める サイドスタンドにして、コンクリート壁に直角に当て駐車します。
    更に、1速に入れます。 オフセットの深いロング・スパナか、スピナハンドルの使用して緩めます。 100Nmの締め付けトルクなので、ラチエットハンドルは勿体無いです
       
    ホイールナットを取り外す ニュートラルにして、メインスタンドで立てます。 ホイールが浮かない場合には、不要な雑誌(A4サイズなど、作業中にメインスタンドが落ちないサイズが望ましい)等をメインスタンド下にかませます。
    必ず、メインスタンドとフロントタイヤをタイダウンベルトで固定して、作業中に、メインスタンドが外れない様にします。
    ナットを取り外して、タイヤを後ろ側に引き出します。 なお、R100R/Mysticで、標準のタイヤ(140/80-17)を履いている場合には、マフラーを外すか、タイヤの空気圧を思いっきり落とさないとホイールが外れません。
       
       
       
    ブレーキシューの取り外し ケガ防止に軍手を嵌めて、取り外します。 R100R/R100GSでは特に注意が必要です。
    清掃 ワイアブラシで、ファイアルドライブ側、ホイール側をこすりダストを落とします。 最後にパーツクリーナで洗浄
    グリスアップ ボスとカム面に薄くウレアグリスを塗っておきます
    カムをフリー R100R/R100GSパレレバーでは、必ず、蝶ネジを完全に緩めて、カムをフリーにします。 
    グリスアップ ボス(円形)とカム面に薄くグリスを塗ります
    シューの取り付け 軍手を嵌めて、装着、
    ホイールの取り付け ホイールナットは必ず手で締めます。レンチを使うとボルト側のネジ山を舐めてします場合があります。 ホイールが斜めになっていると、ボルトが固い場合にはホイールを持ち上げてやります。 クイックスピンナ+「手」でしっかりと締めます。  
    確認 手で回してみて、部品が当たっている摺動(こすれてる音)が無いこと、スムーズに回転することを確認します。
    タイダウンベルト タイダンベルトを取り外します。 雑誌等をメインスタンド下に敷いている場合には取り外します。(そのままでは不安定なため)
    メインスタンド 再び、メインスタンドにして、1速に入れます。
       
       
    レンチで締める ラチエットレンチ等でしっかりと締めます。100Nmで締める必要はありません。
    トルクレンチ トルクレンチで、100Nmで締めます。 ホームセンターなどで¥3,000-程度
       
       
       
       
       
       




    R100R/R100GS・パラレバで、かつ、上図のブレーキシューの場合にはスプリングは上図のとおりで、通常とは逆です。 スプリングはファイナル・ドライブ側、 共振防止用のゴムはスプリングが見える部分を内側にします。(向きが違うとホイール側と接触します)、スプリングの直線部分(ブレーキシューと当たる部分)にはチューブが歌舞されています。破れている場合には交換します。

    なお、以下の組み合わせの場合のスプリングの正しい位置は知りません(調べていません)

    車両 ブレーキシュー
    R100R/R100GS・パラレバー カム部が斜めのブレーキ・シュー
    R100/R80・モノレバー カム部が直角のブレーキ・シュー
    R100/R80・モノレバー カム部が斜めのブレーキ・シュー

    リア・ドラムの2本サス/R65、R75/5などのフロント・ドラムブレーキについては、本ページでは一切の記述はありません。



    110 スイング・アーム  



  •  交換部品

     
            


     

  •  準備



  •  取り外し手順



  •  チェック、清掃



  •  取り付け手順 



  •  塗装


 

Home | Up

                                    This Home Page is create by Microsoft FrontPage 2000
                     Authorized by wanawana Update at 2011/08/30