Theory
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  •  マグネット式オルタネータの原理

    ローター(回転子)は永久磁石であり、励磁は制御できない。
    エンジン回転数が上がると、出力電流、出力電圧共に上昇する

     
  •  注意

    サイリスタで入力・ショートする時間を制御して、PWM状の出力として、AC出力を制御
    理想的なショート制御では、損失は発生しないが、実回路では損失(発熱)が発生するので、コネクタ部の実装には最新の注意を払う(接触抵抗を少なくする)

     
  •  レギュレータ

    レギュレータはバッテリーの端子電圧が上昇した場合には、オルタネータの出力をショート、あるいは、オープンにすることにより制御されます。
    実際には、サイリスタ、MOS-FETで、オルタの交流出力の特定の範囲だけを出力して、レクテファイヤ回路に渡し、整流後、バッテリーに供給されます。

    ショート制御では、オルタネータ出力(レギュレータ&レクテファイヤの入力)をショートします。帝王=0Ωの理想的な回路では何らの問題も発生しませんが、実際に回路では、配線抵抗、コネクタの接触抵抗が存在します。 このの抵抗値により発熱します。
     これらの抵抗値を最小にする必要があります。
    ・配線材は可能な限り太い線にする(ファストン端子を使うなら、Φ2.5mmあたりが上限)
    ・ファストン端子は「金メッキ」にして、雨水が掛からない様にする
    ・コネクタ部には機械的応力が掛かって接触が悪くならない様にケーブルをフレームにマウントする

    同様な理由でレギュレター&レクテファイヤの(−)出力をエンジンに接続してはいけません。必ず、バッテリーの(−)端子に接続します。

     
  •  レクテファイヤ

    単相、3相、あるいはV-結線の2相を全波整流しています。

     
  •  レクテフィヤの熱損失

    サイリスタのON抵抗:0.2Ω〜0.3Ω、電圧降下:1.2V程度なので、レクテファイヤでの熱損失:30W程度です MOS-FETなら、もう少し良いです。(少ないです)
     必ず、放熱を考慮しなければならないのはこの為です。 

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