Theory
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- インナー・ローター マグネット方式オルタネータ
ローター(回転子)に永久磁石を使っています。 ローターは内側にあります。 ローターの直径、長さ(特に並列4気筒の場合)に制限があり、発電量を増大するには、永久磁石の性能をアップさせるしかありません。
Enduralast製オルタネータ、空冷・コグトベルト・DUCATI・900SS世代のエンジン、国産並列4気筒などで、オルタネーター
がクランク端に設置されているモデル など
- アウター・ローター マグネット方式オルタネータ
ローターが外側にあり、ステーターが内側にあります。 ローターは凸形状となります。ロータ直径を大きくでき、発電量が大きくなります。また、クランクマスの調整も可能です。
SILENT、最近の2輪、HONDA カブなど
国産並列4気筒で、クランク軸端に取り付けられているモデルでは、裏側に側にセル・クラッチがありますから、左側にカバーを外せば、セル・クラッチの交換が可能です
国産2輪のアウタローター式・マグネット方式オルタネータはほぼ全てが、新電元(株)
あるいは、国際電気(株)により製造されています。
- 極数、相数、エンジン回転数と周波数
P:P = ( a/2 + b/2 )/ c a = ステータの極数/2、 b =
ロ−タの極数/2 c = 相数
SILENTは、a = 18 b = 18 c=2 なので、( 18/2 *+ 18/2 ) / 2 = 9
エンジン回転数(N:rpm)でAC出力の周波数が決まります。
f= N*P/120 1,000rpm:1,000*9 / 120 = 75Hz
8,000rpm:8,000*9 / 120 = 600Hz
周波数が高いとレギュレター&レクテフィヤの回路が高額となります。エンジン回転数が高い場合には、ステータの極数を12とかに減らす必要があります。
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