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- Emerald Island Co. http://www.repro-works.com/index.html
Emerald Island は台湾の会社であり、販売店も運営している様です。
NIPPON DESO製スターターもここで製造されています
No.83, Lane 405, Chung Shan N. Road, Sec.6 Taipei 111 Taiwan
台北市中山北路六段405巷83號 +886 2 2872 9795 +886 2 2874 2796 Fax E-mail: Emerald Island Co. Web site: ttp://www.repro-works.com/ P.O. Box 103, Lin Lou - 24499 , Taipei County , TAIWAN
ランドマーク:MRT芝山駅近く(MRT圓山駅より北側)、忠誠公園(5段)より北側、ヨルダン商務事務所(六段415)、圓山大飯店より更に北西
、日僑学校(日本人学校)より南側
MRT芝山近辺の略図
台北・地下鉄路線図:http://www.marugoto-world.com/mrt/ (路線図をクリック)
- 充電形式
ローター |
ステーター |
出力の制御 |
車種 |
巻き線 |
3相巻き線 |
ロータの励磁電流 |
BMW、MotoGuzzi, 4輪 |
永久磁石
アウターローター |
巻き線 |
サイリスタ(SCR) |
最新の日本製2輪 |
永久磁石
インナーローター |
巻き線 |
サイリスタ(SCR) |
ちょっと古い日本製2輪
チョット古いDucati |
2V-OHVの発電/充電回路は、ローターの励磁電流が回転数に反比例して制御され、回転数が変わっても発電電圧が一定の電圧となる様になります。この制御回路がレクテファイヤー回路です。
現在の国産2輪では、ステーターは内側にあり、永久磁石のローターが外側にあります。(アウターローター)。 発電量の確保、軽量化のためです。ローターが永久磁石の為、回転数に比例して出力電圧が上昇します。レギュレート・レクテフィヤー(整流/平滑)回路は一体で、サイリスタ(SCR)で構成されています。
サイリスタはチョッパー動作をして、交流電力の特定の部分だけを取り出して、ほぼ、一定の電圧を出力します。
永久磁石を使用した発電/充電回路を改造するには、ローター/ステーター、レギュレーター(ダイオードボート)、レクテファイヤをセットで置き換える必要があります。 最新の国産2輪では、使用している永久磁石が高性能ではありますが、新品の価格は目の玉が飛び出る様な金額となります。 2000年頃までカワサキは制御系の設定が甘く、15V以上の出力となってしま
う様です。 中古部品を入手するにしても、MFバッテリー対応のモデル・年式の電装を移植するのが無難だと思います。なお、国産2輪の電装はほぼ全てが、新電元(株)
あるいは、国際電気(株)により製造されています。
SILENT社のキットは日本製オートバイの部品と思われます。 3相です。
EndurLastのキットは、空冷Ducati 900SSあたりのモデルに搭載されているオルタネーターをベースにして、BMW-R100系用にステーターマウント、ローターの
テーパー加工を実施したものと思われます。(BMWとMotoGUzziのローターのテーパーは同一の様ですが、Ducatiは知りません。もしかしたら、ローター側は無改造で取り付けられるのかも知れません) MOTO-GUZZI用(1000Sとか、ルマン用)
も販売されています。 単相です。
- 各方式の回転数 vs 発電量のデータ
Omega社の400Wは巻き線を変更していますが、スターターのボディは純正と同じなので、高回転域では発電量が増えていますが、低回転域では純正のオルタネーターより低下して
ます。 なので、日本国内でのユーザーには不向きだと思います。
- 必要な電力
純正イグニッションでは約40W(12V-3A)〜70W(12V-6A)が必要なので、アイドリングでは、バッテリーが消費されます。
ヘッドライト:ONでは、約95W(12V-8A)〜125W(12V-11A)が必要です。 H4 55/60Wの場合
必要な電力とは、点火系(タンク下の点火制御ユニット、点火コイル)と、充電系(ローターの励磁電流)の総和です。 数値は概算(小数点以下は切り上げ)です。 Wは12Vで計算しています。
数値は色々なHPでの数値を参考にしています。 ウィンカー、ホーン、アクセサリーの消費電力は含まれていません。
- SILENT オルタネータ エンジンの性能
エンジン
回転数
|
出力電圧(ヘッドライト) |
|
出力電流
(グラフから) |
発電量
(グラフから) |
OFF |
ON |
1,000rpm |
14.3V |
13.3V |
7A |
100W |
1,250rpm |
14.3V |
13.8V |
9A |
130W |
1,500rpm |
14.3V |
14.0V |
12A |
170W |
2,000rpm |
14.3V |
14.3V |
16A |
230W |
3,000rpm |
14.3V |
14.3V |
21A |
300W |
4,000rpm |
14.3V |
14.3V |
23A |
320W |
5,000rpm |
14.3V |
14.3V |
--- |
--- |
8,000rpm |
14.3V |
14.3V |
--- |
--- |
出力電圧:実測値
出力電流:カタログ値
発電量 :カタログ値
測定:
電圧計:ヨシムラ マルチメーター (テスターでバッテリー端子電圧を測定して補正済み)
バッテリー:秋月 WP20-12(12V20Ah) ほぼ新品、満充電 注意:秋月ではバイクには非推奨です
ポジション:ON、ヘッドライト:OFF
追加の電装:MSD MC-3 約50W 但し、CDI方式なので、点火コイルでの消費電力を考慮すれば、点火系の消費電力は純正とほぼ同じ
-
14V-360Wと説明されていた時にグラフから
エンジン回転数
|
出力電圧 |
電流 |
W |
充電開始 |
1,000rpm |
? |
5A |
60W ? |
ヘッドライト:OFF |
1,250rpm |
14V |
6A |
80W |
. |
1,500rpm |
14V |
8A |
110W |
ヘッドライト:ON |
2,000rpm |
14V |
13A |
180W |
. |
3,000rpm |
14V |
20A |
280W |
. |
4,000rpm |
14V |
26A |
360W |
. |
2相と記述されているのが意味不明。 2相-V結線
- EnduraLast Alternatorの発電量 (Robert
Fleischer's Website から)
http://bmwmotorcycletech.info/AftrMrktAlt.htm 参照サイト
エンジン回転数
|
出力電圧 |
電流 |
W |
充電開始 |
1,000rpm |
13.1V |
7.5A |
98W |
ヘッドライト:OFF |
1,250rpm ? |
--- |
10A ? |
--- |
ヘッドライト:ON |
1,500rpm |
14.0V |
15A |
210W |
. |
1,800rpm |
14.3V |
18A |
260W |
. |
2,000rpm |
12.8V |
20A |
250W |
. |
3,000rpm以上 |
12.8V |
26.5A |
340W |
. |
赤欄 オルタネーターの出力電圧が低下している
上表はSnowbum氏のHPのデータを表にしたものです。 バッテリーの端子電圧の値が変です。
日本の某代理店のブログでは、4,000rpmで14.5V近くになると記載されています。
永久磁石式なので、出力電圧が低下しているのは理解できない。
いずれにしても1,500rpm以上をキープしていれば、ヘッドライト、グリップヒーターもまかなえる発電量です。価格的には、オメガ社の400Wを購入するなら、エンデュラリスト社のオルタネータがお奨めでしょう。
補足:2010年時点では、SILENT社のがお奨め
使用する場合には、実車(バッテリー、レギュレーターが車両によって異なるでしょうから)で、端子電圧をチェックして、確実に充電し、端子電圧が高くならない、使用するバッテリーを充電できる端子電圧が確保できていることを確認するべきでしょう。
- OMEGA社の400Wオルタネータの発電量((Robert
Fleischer's Website から)
http://bmwmotorcycletech.info/AftrMrktAlt.htm 参照サイト
エンジン回転数
|
出力電圧 |
電流 |
W |
充電開始 |
1,000rpm |
--- |
--- |
--- |
. |
1,500rpm |
12.0V |
2A |
24W |
. |
1,800rpm |
. |
. |
. |
ヘッドライト:OFF |
2,000rpm |
12.7V |
12A |
152W |
ヘッドライト:ON |
3,000rpm |
13.3V |
20A |
266W |
. |
4,000rpm |
13.5V |
28A |
378W |
. |
5,000rpm |
13.2V |
32A |
422W |
. |
オルタネーターの発電量です。
標準レギュレータでの数値
高回転では発電量が多いですが、3,000rpm以下では、280Wオルタネーターより発電量が少なく、かつ、電圧が低いので、ドライ・バッテリー、MFバッテリーを使用する場合には、高電圧タイプのレギュレータは必須です。(あるいは、ドライ・バッテリ−、MFバッテリーでは、オメガ社の400W・オルタネーターは適さないかも知れません)
製造元:Emerald Island Co.
台湾
- 純正のオルタネーター
裏側 6つの「円状」のが、Big-Diode
(海外の某サイトからの借用画像)
GNDのアルミプレートと基板の間にある「円筒状」のが、Big-Diode 基板側にある「球状」のが、Small-Diode
テール、ウィンカー等をLEDに換装、ヘッドライトはHID(35W)に換装、乾電池式の電熱グローブを使用して、節電に努めるという方法もあります
が、市街地をウロウロしている使い方の場合にはエンジンは低回転域だけなので、結構、バッテリーを消耗しています。
最低限、以下の改造を実施しましょう。
ダイオードボード真下のΦ6mmのネジ穴を流用して、GND線を追加
これは、純正のダイオードボードでは、GND線はマウンド・ボルトに共締めされています。ゴムがちぎれるとダイオードボードのGNDが浮いてしまい、故障の原因となります。
ゴムがちぎれた場合にGND線が外れて、回路に接触するかどうかは判りません。
(購入後、サンダーチャイルド社のダイオードボードに交換したので、構造が判りません)
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