| |
- 編集中
- オイルラインの種別と得失
オイルラインには、かしめ方式とオリーブ方式があります。 レース等で頻繁にオイルラインを変更、交換するのでなければ、かしめ方式の方が安価であり、かつ扱いやすいです。
ブレーキ・オイルラインの両側(マスターとキャリパー側)のバンジョーの面の「ねじれ」の調整です。 かしめ方式のフィッティングとホースはフリーになっていて、フィッティングのナットは自由に回転できます。ねじれを調整しないで取り付けられます。
オリーブ方式は構造上、ホースとフィッティングのナットは固定ですので、マスター、キャリパー側を仮付けして、徐々に締めるか、キャリパー側に高価なスイベル・タイプのフィッティングを使用する必要があります。
オリーブ方式の利点は小型、軽量です。
- 種類
固定方式 |
利点 |
再利用 |
概算価格 |
締め付けトルク |
かしめ |
高い信頼性
ねじれ・フリー |
不可 |
¥4,000- |
1.5~2.0kgf・m |
オリーブ |
小型軽量
再利用可能 |
オリーブ以外は可能 |
¥15,000- |
未調査 |
固定方式:ブレーキホースとフレアナットの固定方式 かしめ(SWAGE)
再利用:フレアナットの再利用 (かしめ方式でも、バンジョー、3wayアダプター等は再利用可能)
ねじれ:マスター側とキャリパー側のバンジョーの方向の調整
概算価格:両側にフレアナットを取りつけたブレーキ・ラインの概算価格(定価、実売価格はこれより安い)
信頼性:オイル漏れに関する構造的信頼性
注意:
・バンジョー、3wayアダプター等はメーカーを統一する
(異なるメーカーでも互換性はあるが、リスクを取る必要は無い)
・かしめ方式のオイルラインを使う時には、かしめ方式用のアクセサリーを使用する
(3wayアダプター、バンジョー・ボルトなどは、オリーブ方式との共通アクセサリー)
かしめ方式の製造販売:
Good Ridge(build a line):Active
SWAGE-LINE:PLOT
ネジ部にはグリス塗布
先端の凸部にはグリスは塗らない
ワッシャーはステンレス系でもアルミを使用
先端の凸部がフッティングの凹面と接触して、密閉されるので、この面にキズがある場合は廃棄する
ブレンボ(マスター、キャリパー共に)にはP=1.0、P=1.25があるので発注時には注意
(例:40mm・4POD・キャスト/P=1.0、65mm・4POD・キャスト/P=1.25)
- Good Ridge(build a line)について
標準品のホース長は75mmステップ、特注では5mmステップでの指定可能 価格は標準品と同価格
Swage-Lineも同じ様な販売形態と思われますが、発注したことが無いので、不明です。
- 取り付け後の注意
オイル漏れの確認、、エア抜きは勿論ですが、フェンダー等との接触部分を確認しておきます。かしめ方式ではステンレス・メッシュ・ホースに保護被覆が被っています。 更に保護するなら、熱収縮チューブ、スパイラル・チューブ等を使用します。 カシメ部に雨水が入らない様にする為には熱収縮チューブを被せるのも良いかも知れません
オリーブ方式で使用するホースにはコート付き(保護被覆付き)のホースも販売されています
- 3wayアダプターの利点
フロント・ダブル・ディスクの場合フェンダー上部で分岐する部品
キャリーパーに接続して、左右で渡りをする場合に比べて、圧倒的にエア抜きが容易
恰好良い
トータルのホース長が短くなるので、ブレーキ操作のダイレクト感が若干向上
マスター側に空間的余裕が無い場合は設置が若干容易
- その他のアクセサリー
R100RS等、マスターのバンジョー側がマスターシリンダーより上側になる場合には、ブリーダー付きバンジョーをマスター側に使うのがお奨め
ワンウェイバルブ付きブリーダー(4輪の場合には有用)
|