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  •  R100R フロントフォークのメンテナンスの手順です。


    Cリングを取り外す


    内部部品

     
     
  •  トップキャップ




     
  •  分解時の注意

    以下の順番で分解します。
     
    1 ドレンボルトを取り、オイルを排出
    2 最初に、ボトム・ボルトを外します。これは、スプリングのテンションがかかった状態で緩める為です。フリーな状態では空回りすることがあります。
    3 トップのCリングを外して、スプリングを外す
    4 ダストブーツを外して、Cリングを外す。
    5 インナーーチューブを引っ張って、オイルシール毎、引き抜く。 


     

  •  組み立て時の注意

     
    1 スライドメタル(13)はインナーチューブをセットした状態で打ち込みます。スライドメタルを打ち込んでから、インナーチューブをセットすることはできません
    2  
    3  
    4  
    5  


    1、

     



  •  消耗部品

     
      Oリング
      Cリング
      ボルト(M6)のOリング
      ダストシール
      オイルシール
      スライドメタル
      スライドメタル
      ドレンボルト(M4)のガスケット
      ボトムボルト(M6)の




  •  1−1、分解時

     トップ・キャップのOリング
     トップ・キャップのEリング 
     トップ・キャップのボルト(M8)のOリング
     ダストシール
     オイルシールのEリング
     オイルシール
     スライドメタル(上側)
     スライドメタル(下側)
     ドレンボルト(M6)のガスケット
     ボトムボルト(M8)の銅ガスケット



  •  1−2、非分解時

     トップ・キャップのボルト(M8)のOリング
     ドレンボルトのガスケット



  •  2、工具:分解時
     
    部位 工具 用途  
    トップ・
    キャップ
    (*)
    3つ爪ベアリング・プーラー Cリングの取り外し、取り付け .
    トップ・ブリッジ、あるいは、三叉(**) 同上 .
    8mmx50mmぐらいのボルト 同上 .
    クローレンチ(***) トップ・ボルトの取り外し、取り付け 非分解
    ボトム・ボルト 5mmHEX・ロング・レンチ   .

     

  •  組み立て:工具
     
    部位 工具 用途  
    オイルシール 塩ビ管 内径:46mm 長さ:1000mm  オイルシールの打ち込み .
    古いオイルシール オイルシールの打ち込み .
    漏斗 オイルの補充 . .
    注射器

    ステンレス管
    オイル・レベルの調整 . .


    ああ

    部位 工具 用途  
    トップ・
    キャップ
    (*)
    3つ爪ベアリング・プーラー Cリングの取り外し、取り付け .
    トップ・ブリッジ、あるいは、三叉(**) 同上 .
    8mmx50mmぐらいのボルト 同上 .
    クローレンチ(***) トップ・ボルトの取り外し、取り付け 非分解
    ボトム・ボルト 5mmHEX・ロング・レンチ . .
    オイルシール 塩ビ管 内径:46mm 長さ:1000mm  オイルシールの打ち込み .
    古いオイルシール オイルシールの打ち込み .
    漏斗 オイルの補充 . .
    注射器

    ステンレス管
    オイル・レベルの調整 . .


     

     

    (*) サービス・マニュアルでは、専用工具(SST)の使用を推奨しています。 ここでの説明は、汎用工具で代用する方法です。 トップキャップを沈めて、Cリングを外すのが面倒くさい作業です。
    (**) Φ41mm用であればOKです。必ずしも、BMW用を入手する必要はありません。
    (***) クローレンチ、あるいは、パイプレンチを改造します。 レンチ自体で開口を固定でき、顎が長いレンチであれば、良いです。 モンキーレンチでも良いのですが、改造(削り量)が大変です。
              


     






    クローレンチ(安ければ、\1,000-ぐらい)の顎をディスク・サンダーで削り、トップキャップを固定できるようにします。
    トップ・キャップは、10mmぐらい奥にあるので、長い顎が必要です。 







  •  2−2、非分解時
     
     クロー・レンチ 分解しないで、トップ・キャップのボルト(M8:HEX)を緩める場合に、トップ・キャップを固定する為に必要です。



  •  3、分解:
     
    フォークオイルの排出 ドレンボルトを緩めて、フォーク・オイルを排出します。
    ボトム・ボルトを緩める ボトム・ボルトを緩め、オイルが漏れないように緩く締めておきます。
    トップボルトの取り外し。 クローレンチでトップキャップを固定して、ボルトを外します。
    トップキャップの取り外し Φ8x50mmぐらいのナットを取り付けます。
    フォークを治具(トップブリッジ)に固定します。
    3つ爪ベアリングプーラーを使用して、トップキャップを沈めます。
    Cリングを外します。
    ボトム・ボルトの ボトム・ボルトを取り外します。
    オイルシールの取り外し ダストブーツを剥いで、Cリングを外します。 (*)
    インナーチューブを引っ張ります、数回、引っ張れば、オイルシールが外れます。
    インナーチューブから下側のスライドメタルを取り外します。 (工具は使用しないで、素手で取り外します。) (**)

     

    (*) ダストシールは、(−)ドライバー等でこじるとフォーク・アウターの座面に疵をつけるので、千枚ドウシの様なもので串刺しにして、引っ張ると良いです。
    (**) インナー・チューブを上に「コッ」「コッ」といった形で、引っ張ります。 (上側のスライドメタルをフォーク・アウターから抜くためです)  インナー・チューブ、ロッド、ロッド用バネ、アウター用のキャップが外れるので、アウターを斜め下にして、ゆっくりと取り外します。
     



  •  4、チェック、修正
     
    チェック 箇所 修正
    目視 アウターの内側、インナーのメッキ面のキズ メッキ磨き(*)
    手で触る インナー・チューブのトップの外周のバリ オイルストーン
    当て金、
    手で触る
    アウターのダストシールの座面の平面度  
    目視 アウターのトップ、インナーのトップで、Eリングをセットする溝 清掃、紙やすり

    (*) 軽微な場合



  •  5、組み立て
     
    インナーチューブ インナーチューブ・下側のスライドメタルをセット
    インナー・チューブにロッド、ロッド用バネを挿入
    ロッドの先にアウター用キャップを差込みます(落ちない様に手でささえる必要があります)
    仮組み アウターを斜めにして、上記のインナー・チューブをゆっくりと差込ます
    ボトム・ボルトを仮止め (銅ワッシャーを忘れない様に)
    上側スライドメタル 上側のスライドメタル、スラスト・リングにフォーク・オイルを塗ります
    上側のスライドメタル、スラスト・リング(面取りしているのが下側)をセットします。
    塩ビのパイプを使用して、スライドメタル、スラストリングを打ち込みます。
    オイルシール オイルシールをセット。古いオイルシール重ねてセット
    塩ビのパイプを使用して、オイルシールを打ち込みます。
    Cリングにグリスを塗ります。防サビの為です。
    Cリングをセット
    スプリング スプリングをセットします。
    トップ・キャップに作業用のボルトを仮止めします。(*)
    ダミーのステアリング・ステムを固定します。
    ベアリング・プラーを使用して、スプリング+トップ・キャップを押し込めます。
    Cリングをセットします。
      作業用ボルトを外して、正規のボルトにOリングを付けて取り付けます。(**)
      ボトム・ボルトを締めます。
      ドレンボルト(アウターチューブの横)を取り付けます。 アルミ・ガスケットを忘れないこと
       
       

     

    (*)  ベアリング・プラーを使用した時にHEXの頭にキズがつくので、作業用のボルトを使用します。
    (**) トップ・キャップはオイルを入れてから取り付けます。



  •  6、オイルのレベルの管理

    BMWのサービス・マニュアルでは、オイル量だけしか記載がありません。 油面のデータは無いので、分解時に油面を測定し、以後は、油面で管理するのが適切です。  なぜなら、ドレンボルトからの排油では、全量が排出されることは無いからです。 (30ccぐりらいが残る様です。)
     しかしながら、半年毎とか、こまめに交換するのであれば、 残量は、10%以下であり、汚れも軽微なので、サスを分解しないで、オイルを交換するだけで良いと思います。 オイルの交換周期が長いのであれば、全分解しての洗浄、交換をお奨めします。

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