Orginal Spigot
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- 新規作成したエンジン側スピゴットの寸法図です。
このスピゴットはヘッド側のポート加工をしていない前提での寸法です。ポート加工をする場合には、エンジン側の内径:Φ36mmを変更してください。 また、FCR39などのキャブを使用する場合にはキャブ側内径:Φ40.8mmを変更してください。Φ39mmのキャブを使用して、ストレートに加工できるかは、試してません。 また、内径:Φ39mm、外径:43mm以上で規格品のアルミパイプが存在するかどうかは未調査です。
作成上の注意:ネジ部のエンドは、通常のネジと違って、ネジ部より径を細く加工します。
ヘッド側は通常のネジ山が切ってあるだけなので、通常のネジ山だと、最後まで、ネジ込めません。
- エンジン側スピゴット
今回はヘッドのインマニは改造していないので、STDのスピゴットを外して、FCR41用のスピゴットを作成しました。STDのスピゴットが流用できるとの話もありますが、キャブ側の標準スピゴットとの段差が発生しますし、エンジン側のスピゴットの内径に合わせて、キャブ側のスピゴットの口径を絞るのも本末転倒ですので、新規作成が王道と思われます。
現在は、旋盤加工だけであれば、インターネット上の材料販売店&加工店でもいけるんじゃないでしょうか。
STDのスピゴットに対して、10mm長くしています。これは、負圧のピックアップの取り付け余地
(結局、つけていないが)の確保と、エアクリーナーまでの総長の帳尻合わせの為です。
- スピゴットの取り外し
既存のスピゴットの取り外しは、簡易バーナーで死ぬほど(15分ぐらい)炙ってから、パイプレンチで外しました。
- スピゴットの取り付け
新規作成のスピゴットは、ロックタイト(弱いやつ)をつけて、ゴムをつけて、手で締めこんだだけです。
(レンチでは締めていない)
- スピゴットの違い
純正の32φ、40φ共にポート側の内径は同じです。 作成したFCR41φ用のスピゴットも同じ内径(36mm)にしています。 この径を広げるためには、ポートを拡大して、ある程度の深さまではスムーズボアにする必要があります。 しかしながら、Max
8,000rpm程度ですのエンジンですから、ポートの拡大はしていません。 また、スピゴットの長さ(正確にはインテークバルブ〜キャブの中心までの長さ)は、 試行錯誤はしていません。 (長さを変えての評価はしていないので、最適の長さであるかどうかは不明です。BING40φでの長さに近似させています。)
一般的には、吸入口長(ポート長)が短いと、つまり、スピゴットが短いと高回転域に、吸入口長が長い(ポートが長い、スピゴットが長い)と低回転域で気持ち良いらしいです。
まあ、エキゾースト長の変更とか、おいしい回転数をどこに考えるかによって違うと思いますし、R100のヘッドはバルブの挟み角も大きく、ポートもグッと曲がっているので、吸入効率云々するもでもないでしょうし、 また、吸入抵抗はかならずしも悪ではないですし。
(含む、自己弁護)
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