Prev | Home | Up

• 　FCRの定期点検、清掃
  
  5,000km、あるいは、１年周期では、チェック、清掃をした方が良い様です。
  　

  項目	箇所	方法
  チェック	フロート・バルブのクラック	フロートバルブを外して、目視でチェック　　 クラックなら、バルブとＯリングを交換
  チェック	ニードルのＥリング	ニードルを取り外してチェック、ユルユルなら交換
  清掃	リターンスプリング	パーツクリーナーで清掃、スプレーグリスを吹く
  清掃	内部（汚れていれば茶色）	トップカバーを外して、キャブクリーナで清掃
  清掃	エアクリーの底部	ブリードされているオイルを清掃

  
  　

• 　FCRの部品の不具合と症状
  　

  不具合	症状
  フロートバルブのクラック	アイドリングが上がる。アイドリング近辺で薄くなる。
  内部の汚れ	アイドリングが低くなる。　アイドリング近辺で濃くなる。

  アイドリング・ストップ・スクリューの戻し値をメモしておくとわかりやすいです。
  現状：4-1/2回転戻し、1,050rpm　　（左右で若干は異なります）
  
  　

• 　FCRのメインテナンス
  
  以下の部品は消耗部品の様です。
  
  

  走行距離で消耗	フロート・バルブ、フロート・バルブのOリング
  	（JN)：ニードル、ニードルのＥリング
  	（NJ)：(JN)の受け側
  	加速ポンプのダイアフラム、Oリング
  	フロートバルブ、バルブシート、Oリング

  　

  分解を繰り返した場合には、数回で交換	トップ・カバーのガスケット
  	フロート・チャンバーのガスケット
  	加速ポンプのダイアフラム、Oリング

  
  
  

• 　フロート・バルブの破損
  
  20,000kmで、フロート・バルブー左：割れ、右：クラックが発生しました。
  アイドリングでのエンジン音が大きくなる。　3,000rpmぐらいまでの回転上昇が軽くなるという症状が出ており、
  ツーリングの出先で、３速、2,000rpmからアクセルを開けた時に、「グキッ」見たいな音と共に、低速でボコツキ
  が出て、停車、ニュートラルで3,000pmでのアイドリングとなりました。
  
  割れたバルブは排気バルブ経由で排泄された様で、エンジンへのダメージは無かった様で、ラッキーでした。
  
  5,000kmとか、10,000kmとかでチェックした方が良い様です。　なんでクラックが入るかは知りませんが、吹き返しとかで、ストレスがかかるのでしょうか？
  
  　左、右
  
  
  　　左、右
  
  　　左
  
  
  　　右
  
  　
• 　ニードルのＥリングの下側
  
  20,000kmで、ニードルのクリップ（現在は、上から３段目）で、Ｅリングの下側が磨耗し、Ｅリングが緩くなっていました。　　テーパー部で段つき磨耗とかは認められなかったのですが、、、　
  
  　
•    アームの位置について
  
  フロートバルブを引っ張るアームの位置について　アームの固定ネジを締める場合には、タイコ側から、軸を押して、ネジを締めます。　ネジは、アームの長円の「中央」にします。　軸のスラスト方向の「遊び」を無くそうと、アームをタイコ側に寄せて、長円のタイコ寄りで締めると、フロート・バルブの動作がスムーズでは無くなります。適度の遊びが必要です。　この取り付けネジを取り外した場合には、必ず、ワイヤーの左右の調整をします。　微妙にズレるので、アクセルの開け始めの同調がズレます。
  　

Prev | Home | Up

                                    This Home Page is create by Microsoft FrontPage 2000
　　　　　                Authorized by wanawana Update at 2011/08/30