Big End Oil Seal
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  •  クランクのオイルシール、オイルポンプ、オイルポンプのOリングの交換

    以下の部品交換を一括して実施することをお奨めします。

    クラッチ一式
    クランク・リヤ・オイルシール
    オイルポンプ
    オイルポンプ・Oリング

    これは、GEARBOXを下ろすという重作業を「2度としない」ぐらいにする為です。

    GEARBOXのトラブルで、GEARBOXをおろす場合には、 走行距離を勘案して、クラッチを交換すことを
    推奨します。 これは、クラッチが減るとの話では無く、GEARBOX下ろす、クラッチ交換、と、作業を繰り替えさない様に、一気に交換すると言う意味です。  motobinsで社外品(SACHS/イタリア製)を使用するのであれば、部品代は、比較的、安価です。


  •  分解手順

    以下の手順を参照してください。

    ドライブシャフトの交換
    GEARBOX交換
    クラッチ交換

     

  •  必要部品

    クランク・リヤ・オイルシール
    フライホイール・Oリング

     

    オイルポンプ・インナー・ローター
    オイルポンプ・アウター・ローター
    オイルポンプ・カバー
    オイルポンプ・Oリング
    オイルポンプ・ボルト (4)


     

  •  必要消耗品

    作業の間違いで、再取り外し/再取り付けを実施する場合には、再使用ができないので、余分に入手しておきます。

    フライホイール・ボルト 5


  •  必要工具

    汎用工具は割愛

    トルクレンチ  100Nm
     

    Φ12mm、間隔:26mm、あるいは、42mm


  •  必要治具

     
    プレート 長さ  xxxx


  •  前夜の準備/オイル浸け

    オイルシール、Oリングをオイルに浸して、馴染ませます。 クランク・リヤ・オイルシールのオイル浸けは必須です。
    これを実施しないと、オイルシールが打ち込めません。
     
  •  マーキング

     フライホイールの表面に、ケガキ針で、位置をマーキングします。 取り付け時にネジ穴が違うと、フライホイールの点火時期マーク(OT、Z、S)が使用できなくなります。 
     クランク側は、マジックでマーキングします。 これは、フライホイール、フライホイールアダプター
    これにフライホイール・Oリングがついてます)を外して段階でも、マーキングします。)

     
  •  分解手順/フライホイール

    フライホイールのボルトを外します。
    フライホイールの回り止めの為、クラッチの取り付けボルトを仮り止めし、タイヤレバー、メガネレンチ等を利用して、クラッチ・ハウジングの窪みを利用して、回り止めにします。

    フライホイール・アダプターを取りはすします。
    外周に傷が無いことを確認します。 



  •  ペイント

    取り外したフライホイールは、点火時期のマークをペイントしておきます。
    例: Z:白色、 S:赤色、 OT:黄色



  •  ギヤの面のチェック

    セルモータとのギア面をチェックします。 ささくれたり、めくれていたら、ヤスリで軽く修正します。
    セルモーターのギヤ面もチェックして、 高荷重グリスを薄く塗っておきます。



  •  クラッチ・ハウジング内の清掃

    クランク・リヤ・オイルシールも実施する場合には、フライホイールを外した段階です。
    クラッチハウジングの内部をパーツクリーナーで洗浄します。クランク部は、ウエス等で養生しておきます。
    クラッチの削れカスで、茶色になっていますが、洗浄すると、アルミ肌が出てきます。
    GEARBOXに接触する端面も綺麗に清掃します。



  •  注意/オイルシール

    絶対にクランクに前方への力をかけてはいけません。 その為には、必ず、必要治具を準備しておきます。

    オイルシールの面とクラッチハウジングの面の位置関係を覚えておきます。



  •  分解手順/オイルシール

    クラッチハウジングの平面にプレートを渡して、位置決めするため、フライホイールボルトを軽く締めます。
    シールプーラーで、オイルシールを抜きます。
    この時に、プレートが曲がって、クランクを押していないことを確認します。



  •  フライホイール・アダプターの取り外し

    手で引き抜きます。 外周、内周に傷がないことを確認します。
    クランク側も外周部にキズがないことを確認します。

    オイルシールを挿入する面もチェックします。キズ等がある場合には、紙ヤスリ等で修正します。
    この時には、クランク側には、ウエス等で養生をしておき、作業終了後、ふき取ります。
    パーツ・クリーナーを使う時には、エンジン内にゴミが入らない様にします。



  •  オイルシール/・打ち込み

    幅の広い金属を当てて、オイルシールを打ち込みます。
    基本的は、面一になるはずです。 正規の位置にされば、音が変わります。



  •  フライホイール/アダプターの取り付け

    フライホイールアダプター内側のオイルシールを交換して、オイルを外周、内周に塗布してから
    手で挿入します。



  •  注意/オイルポンプ

    オイルポンプ・カバーの4つのネジには、ロックタイトが塗布されている場合があります。
    緩まない場合には、バーナーで暖めてから、取り外します。 無理をすると、ネジ山を傷めます。

    オイル・ポンプカバーには上下があります。 広い平面があるのが上側です。

    インナー・ローターには前後があります。 凹みのあるのが後ろ側(GEARBOX側)です 



  •  分解手順/オイルポンプ

    4つのネジを均等に緩めます。 固い時には、バーナーであぶります。
    ネジ穴のロックタイトは綺麗に清掃します。



  •  オイルポンプ交換

     
    1 4つのネジ(ネジを純正以外に交換する場合には、頭の厚みに注意してください)を並べて、ロックタイトを塗布します。カバーは上下を確認して、インナローター、アウターローターを交換して、エンジン・オイルを満たして、カバーを取り付けます。この時点では、手でネジを締めます。 
    2 カバーの取り付けネジを「手」で締めた状態で、上側の隙間から、エンジン・オイルを補給します。
    ネジを締め付けます。
    3 パーツクリーナーで周囲を清掃し、 15分ほど放置して、オイルが漏れていないことを確認します。

    注意:オイルポンプにオイルを充填しないと、エンジン始動で、オイルが、エンジン各部のに回りません。



  •  手の洗浄


  •  注意/フライホイールの取り付け

    フライホイールの外側(GEARBOX側の薄いプレートを組み付けることを忘れてはいけません。


  •  フライホイールの取り付け

    分解時と同じ様にクラッチのネジを仮り止めして、 クラッチ・ハウジングを利用して回り止めとして、組み付けます。 ここは、100Nmと高トルクです。
 

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