Oil Line
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  •  オイルレベル

    オイルレベルと各ギア、シフト・プレートに位置関係は、以下のとおりです。
    シフターの良く折れるバネはオイルには浸かっていません。大きなバネはオイルに浸かっています。

    ギアは、中間軸の全てのギアはオイルに浸かっています。(オイルレベルによっては、ギア面がオイルに浸っていない場合もありますが、1速ギア(カバー側)、2速ギア(中央) は確実にオイルに浸っています。) 1速ギア、2速ギア、5速ギアは中間軸に固定されているので、クラッチを切っていない場合には、回転しています。 中間軸のギア(最悪でも1速、2速のギア)がオイルを跳ね上げて、飛沫を飛ばしてオイル・ポンプの役目を果たして います。 各々の軸の中空部へのオイル供給は、天井のオイルトレイ、カバー側の窪みにためられたオイルによってなされます

      

      

     
  •  各ギア軸へのオイル・ラインは以下のとおりです。



    Excelファイル(GearBox_Oil_Line.xls)のダウンロ−ド

    アウトプット軸のカバー側のベアリングが2RS(両シール)となっているのは、GearBox〜外へのオイルブリード への対処と思われます。オイルでの潤滑はされていません。

    1速ギア、2速ギアで跳ね上げられたオイルはカバー側3つの軸受けの間に溜まり、供給穴から、バッフルプレート経由で中間軸に供給されます。 中間軸は非分解なので軸部のオイ供給穴は確認してい ません。溢れてオイルは、ケース(クラッチ側)のオイルバッフル部の真上に開けられたスリットから、GearBox下部に戻 ります。一部は、1次軸・クラッチ側のローラー・ベアリングにも供給されます。
     この構造の為、中間軸のカバー側のベアリングはRS(片シール)となっているのかも知れません。(実際には、ベアリングのケース側には、ガイドパイプつきのバッフルプレートが設置されているので、RSでなくても良いのではないかと疑問もあります。

     
  •  オイル・ラインの不明点

    1、シフト・フォーク・軸部分のオイル穴 

    シフトフォークには、軸部にオイル穴が2箇所ずつ開けられているが、軸は 片側は中空、片側は無垢の丸棒であり、オイル供給用の穴は開けられていない。 また、ケース/カバーの軸の嵌め合い部分はメクラ蓋状態であり、オイル供給用の穴、スリットは設けられてい ません。 基本的には、オイル飛沫による供給だけなのでしょうか?
     

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