Helmet
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SNELL_Std

  •   規格

    以下、大雑把な説明

    規格には、
    安全規格:JIS、SNELL、DOT、ECEと、
    製品規格:SG規格、PSC規格があります。

     
  •  SNELL規格

    鋭角、円状の物体に対する、対貫通性を重視したアメリカのヘルメット規格。
    ただし、SNELL-M2010では、帽体全体で衝撃を吸収するECE規格的な面が強調されてる。
    5年毎に改定され、どんどん、規格の内容が厳しくなると言う特徴を持っています。

    1956年の4輪レースの事故でSNELL氏が死亡(ヘルメットが割れた)を契機に友人が設立した財団。基本的には、耐衝撃性、耐貫通性を重視した試験方法
    ECE E22-05

     
  •  ECE規格 ECE 22.05 Standard  ヨーロッパ

    SNELLと双璧をなすEUの規格、衝撃が加わると帽体が潰れて、衝撃吸収する方向の規格
    SNELL2005以前とECE規格を同時に取得するのは不可能と言われている
    更新は不定期

    前身はBS6658:1985(イギリス)、NF S72-305(フランス)、R22-04(EU)
    これらを統合したのが、ECE 22.05
    オートバイ用ヘルメットは Regulation No. 22の項目05で規定されているが、資料としては、Regulation No. 22 としての存在(22.05単独の資料は存在しない)

    適宜、追補されており、Addendum 21: Regulation No. 22 Revision 4 26July20212あたりが最新
     
     
  •  DOT規格 

    アメリカの国家規格  
    一般的にDOT規格と呼ばれているが、正式名は
    Department of Transportation (DOT) 傘下の
     The National Highway Traffic Safety Administration (NHTSA)
    で定められた
    FMVSS 218:Federal Motor Vehicle Safety Standard No. 218  

    改定は不定期
    1974年:発布
    1980年:改定
    1988年:改定
    2013年:改定予定(5月13日) 
    ECE 22.05 Standard に似たテスト方法、基準

     
  •  JIS規格  日本

    JIST8133

    2007年以降は、JIS規格2種、JIS規格1種(125cc以下)の2種類  試験はECE規格に近いが、試験条件は甘い
    それまでは、JIS規格、A 種、B種、C種にわかれており、試験はSNELLに近いが、試験条件は甘い。

    基本的には、ヘルメットの安全規格の数値としては、JIS規格=SG規格=PSC規格となっており、JISき規格の改定に沿って、SG規格、PSC規格も改定される。

    JIS-T8133の改定時期
     
    JIS-T8133
    (2007年改定)以降
    JIS-T8133
    (2007年改定)以前
    形態
    2種 A 種:125cc以下 半ヘル、セミジェット(*)、
    ジェット、フルフェイス
    (該当無し) B種:125cc以上
    1種 C種:125cc以上、
    B種より高い安全性
    ジェット、フルフェイス

    半ヘル=半キャップ=ハーフ型、セミジェット=スリークォーターズ 耳から下が無いジェットヘル

    ちなみに、自転車用ヘルメット(JIST8134)



     

  •  道路交通法

     2013年現在の道路交通法では、道路交通に適したヘルメットであれば、問題有りません。判り易く言えば、道路工事用ヘルメット、航空機パイロット用ヘルメットでは、原付であろうが、リッターマシンであろうが違反になりますが、半ヘルでリッターマシンにライディングしても、法的には何等の問題も有りません。 転倒して側頭部を強打、死亡云々とか、事故は問題です。
     同じく、SGマーク、PSCマークをを取得していないが、DOT、ECE、SNELL規格のヘルメットを公道で使用することも何等の問題もありません。

     
  •  SGマーク (一般財団法人製品安全協会の規格)

    大雑把に言えば、乗車用ヘルメットに関する、日本国内の規格です。
    有効期間は購入後3年 対人賠償(1億円)がつきますが (ハガキ等で登録して、3年間)
    安全協会での試験に合格する必要あり、つまり、取得には費用が掛かります。

    基本的には、ヘルメットの安全規格の数値としては、JIS規格=SG規格=PSC規格となっており、JISき規格の改定に沿って、SG規格、PSC規格も改定される。

     
  •  SGマークを取得できないヘルメット

    以下の様なヘルメットはSGマークを取得できません。
    ・帽体の外側に「金属製」の突起があるヘルメット バイザー、シールドの留めネジが金属製のはアウト
     シューベルト、BMWのシステム・ヘルメット、ROOFのフルフェイス、BELLのオフロード用ヘルメットなど
    ・帽体の開口部が大きい場合(帽体の大部分がメッシュになってるジェットヘルなど)

    最新の改定:2010年03月08日:JIS-T8133(2007)改定に伴い、PSCが改定、これに伴い、SGが改定

    帽体の中にサンバイザー等の突起がある場合(スコピーオン)はダメとの話もありますが、SHOEI-NEOTECHが取得しているので、ガセか、帽体内部への格納方法での制限があるのかも知れません

     
  •  PSCマーク 経済産業省−消費生活用製品安全法によるマーク

    PSCマーク未取得の工業製品(ヘルメットも当然、含まれる)は、日本国内で販売することができません。
    良く、並行輸入ヘルメットがアクセサリーとして販売されている理由はここです

    ヘルメットに限らず全ての工業製品の、日本国内での「販売」をする為に必要です。
    製造企業内の試験成績の提示のみ、SGマークの様に外部機関での試験は不要

    最新の改定:2010年03月08日:JIS-T8133(2007)改定に伴い、PSCが改定

    基本的には、ヘルメットの安全規格の数値としては、JIS規格=SG規格=PSC規格となっており、JISき規格の改定に沿って、SG規格、PSC規格も改定される。

     
  •  MFJ規格

    MFJが主催するモータースポーツに参加する場合には、MFJ「公認」のヘルメットの着用が必須
    上部団体であるFIM公認ヘルメットであれば参加可能な種目もある

    疑問? MFJはJAFの様な使用期限は無いの?

    JAF国内競技規則
    製造後10年が経過したヘルメットの使用不可
    以下のヘルメットは新品でも、提示された時期以降は使用不可
    Snell SA2000(2015年1月1日以降は無効)
    BS6658-85 Type A/FR(2014年1月1日以降は無効)

     
  •  過去の道路交通法

    過去の道路交通法では、JIS2種


     
  •  道路交通法 第七十一条の四

    1.大型自動二輪車又は普通自動二輪車の運転者は、乗車用ヘルメットをかぶらないで大型自動二輪車若しくは普通自動二輪車を運転し、又は乗車用ヘルメットをかぶらない者を乗車させて大型自動二輪車若しくは普通自動二輪車を運転してはならない。


     
  •  内閣府令(道路交通法施行規則第九条の五)]乗車用ヘルメットの基準

    左右、上下の視野が十分とれること。
    風圧によりひさしが垂れて視野を妨げることのない構造であること。
    著しく聴力を損ねない構造であること。
    衝撃吸収性があり、かつ、帽体が耐貫通性を有すること。
    衝撃により容易に脱げないように固定できるあごひもを有すること。
    重量が二キログラム以下であること。
    人体を傷つけるおそれがある構造でないこと。

     
  •  事故

    SNELL、DOT、ECE 規格のヘルメット装着の場合に、事故時に任意保険等の支払いで不利になった話しは聞いたことが無い

     
  •  ヘルメットの産地
     
    メーカー . .
    日本 ARAI SHOEI OGK(KABUTO)
    タイ INDEX . .
    韓国 HJC KBC .
    中国 スコピーオン HJC .

    HJCは韓国と中国に工場あり、HJC、KBCは日本ではマイナーだが、USAではシェアを取ってるらしい。
    BELL、ANSEWERなどアメリカブランドのヘルメットでも、下位のポリカ製の製造国は、ほとんどが中国

    スコピーオン(USA)はFabレスでMktg&商品開発、製造は韓国の会社が中国工場で実施している様(HJC?)

    不明:BMW、シューベルト、ROOF、AGV、NOLAN、アチャルビス、AXO、SHARKなどEU系メーカー(たぶん、東欧のどっか)
     

  •  OEM販売
     
    販売元 ブランド OEM供給元 製造国
    YAMAHA Y's Gear、ゼニス(NENITH) HJC 韓国
    HONDA SHOEI、 SHOEI、??? .
    SUZUKI EXO-400/450のみ スコーピオン 中国
    KAWSAKI 各社のヘルメットのカスタム・ペイントなど --- ---

    Rheos:など、ジェットヘル、オフロード用ヘルメットのメーカーは不明

     

  •  etc

    タイの規格:TIS
     

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