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- R100RS/R80でのブレーキの強化
ブレーキ、フロント・サスの強化を実施する場合には、R100RS/R100/R80・モノサスでは、以下の制限があります。
1、トップ・ブリッジはクランプされていないので、突き出し量は調整できせん。
2、フロントサスは、ブレーキ・キャリパーが前側であり、後ろ側にする場合には、ドレンプラグからの
廃油が完全では無くなります(20cc程残るらしい)が、軽微な問題です。
マスターを交換する必要がある
純正 :マスター径・13Φ〜14Φ
シングル・4POD:マスター径・13Φ〜14Φ ダブル・4POD:マスター径・15Φ〜16Φ
R100・2本サス
・そもそも、純正のローター径は4PODキャリパーの適合サイズ以下(直径280mm以上のローター推奨)
- 4POD同径キャリパー
4ポッドの異径キャリパーをフォークの前側につけるのはお奨めできません。これは、パッドの減りを均一にする為にピストン径が異なるからです。同径の4ポッドをフォークの前側にマウントする
のは問題がありませんが、65mmピッチのキャリパーだけしか販売されていませんから、キャリパー・サポートを作成する必要があります。40m取り付けピッチ・34mm・同径キャリパーは、過去にはブレンボが販売していました
なお、マスターを新品にして、キャリパーをO/H、配線をメッシュにすると、結構、フィーリングは良くなります。 ブレーキの効きについては、フロントサスの沈み込み量によっても、効きの
「フィーリング」が異なります。
- R1110系・BMW純正・4PODキャリパー
キャリパーのデザインがマッチするかどうかは別にして、R1100
系の異径4ポットキャリパーは、
取り付けピッチが2ポッド・キャリパーと同じであり、キャリパー・サポートは不要です、ただし、異径キャリパーですにで、サスは裏返す必要があります。 2PODから4PODへ変更ですから、マスター径も変更しなければなりません。
- 同径キャリパー情報
ブレンボ:
左:20-7850-10、右、207810-20
・キャリパー形式:対向同径4ピストン
・ブレーキパッド数:4枚
・ピストン径:34mm×34mm
・キャリパー取付ピッチ:65mm
サポートは右側「だけ」なら、R100GS用とをリトモ・セリーノが販売
廃番になったものでは、ブレンボ・34mm同径・4ポッド・レーシングキャリパー、ヤマンボ・TZ(1RK)用(高価、アルミピストン)、TZR250(1KT)用・但し、右側しかない
- フロント・サスのチューニング
フロント・サスを強化したり、セッティングを変更する場合には、以下の制限があります。
1、フロント・サスの突き出し量は変更できません。変更したい場合には、社外品のトップ・ブリッジに変更するか、フロント・サス、ステムを交換する必要があります。
スプリングの変更、スプリングは、WP, OHLIS, PROGRESSIVE,
WIRTH-FEDERNから販売されています。スプリングを交換することにより、沈み込みの速度を緩やかにすることができます。
純正のサス・スプリングではカラーが入っています。フルレングスのスプリング(WIRTH-FEDERN:Siebenrockが販売)に変更する方法もあります
大幅に改造するなら、オリフィスの穴径を変更して、ダンピングを調整することもできます。この場合には、オリフィス穴を溶接で小さくします。
使用するオイルの粘度とかのデータを採取する必要があり、時間がかかります。
- フロント・サスの変更
K100系、R100R系のサスを流用することも可能ですが、無加工でつくわけではありません。 ステムの交換、ステムのフォーク取り付け穴の加工とかが必要です
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