〜1893
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  •  〜 1893  

    ガソリン・エンジン、補機類(点火装置、キャブレータ)の発明と発達 
    日本は、徳川幕府幕府〜明治初期
     
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    世紀
    石炭、石油:そのまま、燃料、あるいは、灯火として使用されています。 採掘も露天掘り、天然湧出
    木炭:製鉄に大量に使用、やがて枯渇

    日本:戦国時代の終焉、江戸時代の始まり 以後、300年間、日本独自の文化はあったが、世界の表舞台からは消滅。

    ヨーロッパ各国では、飢饉、戦争、内乱。 イギリスでは議会政治が、フランスでは絶対王政が確立。 オランダは自由貿易により大いに栄えた。ロシア帝国はシベリアを含めて、で世界最大の版図。  東欧は西欧、あるいは、ロシアの従属的な地位に転落
    アジアではオスマン帝国、インドのムガル帝国が繁栄。中国では清王朝が登場し、17世紀末に最盛期
    1600 日本:関が原の合戦
    1603 コークス:イギリスのヒュー・プラットを発明 石炭を乾留(蒸し焼き)した燃料。 蒸し焼きにすることで石炭から硫黄、コールタール、ピッチなどの成分が抜け、燃焼時の発熱量が高く、高温を得ることができることから蒸気機関車や鉄鋼業などを中心に重厚長大産業には欠かせない燃料となっった。副産物として石炭ガス、コールタールができる

    日本:徳川家康が征夷大将軍に任じられ、江戸幕府が開府
      石炭が露天掘りから、鉱山となったが、採掘深度を増す毎の地下水のくみ上げコストが増大、当初は人力、後に、ロバ、馬などでポンプを稼動、やがて、大量の馬の飼育費のために採算が取れなくなる
      地下水のくみ上げとして、「鉱夫の友(セイヴァリ機関、セーヴァリー氏の装置、特許取得)」(家庭用石油ポンプを、手動のかわりに、高圧蒸気を別タンクから入れ替えれことで実現 したもの)が使われるが、高圧蒸気タンク〜ポンプの爆発事故で多くの人員が死亡
    1634 日本:鎖国政策(日本人の海外交通禁止、外交・貿易を制限した政策。実際には、外交だけでなく貿易の権限を幕府が制限・管理した体制) 目的は、イエズス協会などによる宗教+軍事力による侵略からの防衛と言われる。 帰国できなくなり、タイの日本人町などで、多くの日本人が客死する。
    長崎に出島を建設
    1688 日本:元禄時代(1688~1703) 町民文化が華やかとなる。 近江門左衛門、新井白石、赤穂浪士の吉良邸討ち入り
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    世紀
    産業革命:イギリスの生産力が飛躍的に向上。砂糖、綿花の大規模単一栽培が盛んになり、大西洋での奴隷貿易が盛んになる。
    自国の工業の勃興を重んじる重商主義の勃興:自由貿易主義のオランダは衰退し、イギリスとフランスが台頭。 2国間で、植民地争奪戦争が頻発
    オスマン帝国、ムガル帝国:衰退、西欧諸国のアジア進出が始まる
    清王朝:最盛期だったが、18世紀末には衰退、
    18世紀末:アメリカ独立宣言、フランス革命がなされ、王朝文化から、市民社会へと変わる
    1709 コークス炉による製鉄始まる。同時に石炭ガスが排出され、やがて、地域に配管され、ガス灯などが登場する
    1711 トーマス・ニューコメン(イギリス)の発明した、蒸気機関が鉱山の水くみ用のポンプとして、広く使用される 蒸気の疑縮時の負圧を利用してピストンを動かしていたため、非常に効率が悪く、「大気圧機関」とも呼ばれる。効率:1%、12rpm、採掘した石炭の40%を消費 トーマス・セイヴァリの特許範囲が広く特許料を支払った。

    クランク機構、バルブ機構など、ガソリンエンジンが必要とする機構は、蒸気機関で開発されています。 ただし、回転数(正確には、ピストン・スピードが)格段に違うので、 ガソリンエンジンとしての部品の工作精度、真円度、材質などは、各種の工作技術、冶金技術の発達が必要でした。
    1715 日本:長崎貿易で金貨国内通貨量の1/4、銀貨の3.4を消費。 
    新井白石が海舶互市新例(輸入規制と商品の国産化推進)を発布
    1416 日本:徳川吉宗:享保の改革(~1745)始まる
    1757 ワット:ニューコメン型蒸気機関と出会う。 模型と修理依頼 改良に着手
    1967 田沼意次が重商主義で幕府財政の改善を図る。 株仲間の結成と運上金の徴収、南鐐2朱銀などの新規発行による金銀相場の統一、町人の出資による印旛沼などの開拓、長崎貿易の規制の緩和、蘭学の奨励、北海道を幕府の直轄地にする計画、幕府の財政は好転するが、浅間山噴火、天明の大飢饉後の実子:若年寄の田沼意知の江戸城内での暗殺後、勢力が衰え、失脚。 一説には、幕府が外国貿易に直接乗り出しで、鎖国政策を開国に移行しようと画策したことが、失脚の契機とも言われている。 幕末には、薩摩藩は、新潟港を使った外国貿易(密輸、薬、絹、紙、陶器など)で膨大な利益を上げている。薩摩藩家老・調所笑左衛門が借金を踏み倒した(新規借り直しで、250年での無利子返済)、明治維新までの35年間は返済をしたが、以降は返済をせず。貸主が合意したのは、この密貿易への参画を調所笑左衛門が認めたからと言われている。 借金:500万両(年収:12万両程度)  
    1769 ジェームス・ワット:ニューコメン型蒸気機関に復水器を追加することにより、シリンダーの熱を維持して、効率:4%に改良、特許取得。 蒸気を注入する時の「押しの力」も動力として利用したが、いぜんとして、「大気圧機関」 であり、圧縮工程は無い
    1774 ボールトン・ワット社:ワット、マシュー・ボールトンが創立 ワット式蒸気機関の製造
    1781 ボールトン・ワット社”遊星歯車装置の特許
    1782 ボールトン・ワット社:シリンダーの両側から交互に蒸気を入れることで「押し」、「引き」双方を使える「複動機関」を開発 
    1787 日本:田沼意次の失脚後、松平定信が寛政の改革:(~1793)を実施するが、6年で罷免されるが、以後の幕府の政策としては継続
    1792 ボールトン・ワット社:ボール調速器を開発
    ウィリアム・マードック(イギリス):石炭ガスを灯りに利用
    1794 ロバート・ストリート:揚水ポンプ用のガスエンジンを考案
    1775 アメリカ独立戦争
    1777 ボルタ(タリア):スパークによる燃料への着火を提唱
    1783 パリ条約で、アメリカ独立宣言
    1789 フランス革命
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    世紀
    当時の都市ガスとは、コークス製造の副産物、夜間の照明用に使われ、ガス灯の普及とともに各地へ広がっていく。稼働率が向上した。

    鋼(はがね、スチール)により、硬い材質のボールが作成され、が実用的な小ささになり、ベアリングが実用化される。 従来は、材質が柔らかので、つぶれたり、変形するので、ボールを大きくする必要があ った。

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    世紀
    パックス・ブリタニカ、帝国主義の台頭と対立:イギリスが圧倒的な経済力と軍事力で世界の覇権を握り、自由貿易を認めさせ、自国を中心ととした国際経済体制に世界を組み込んでいった アジア、アフリカ は西欧諸国に支配されたた。
    トルコ、タイなどの近代化
    清帝国:アヘン戦争の敗北による植民地化
    日本:江戸幕府は開国、明治維新後、急速な近代化を目指す。
    19世紀末:アジア諸国は西欧列強の植民地となった
    モノカルチャー:アジア、アフリカの植民地はゴム、砂糖キビ、紅茶、綿花、胡椒などのモノカルチャー(単一栽培)がなされ、第二次世界大戦後の各国の発展を阻害する大きな要因とな る
    西欧:フランス革命の影響により自由主義とナショナリズムが広がり、王政から、近代国家に移行
    ラテン・アメリカ諸国は独立

    19世紀中頃、ドイツ、フランス、アメリカ合衆国の勃興とイギリスの覇権の崩壊:イギリスに続いて産業革命をなしとげ、19世紀末には資源の豊富なアメリカ合衆国や重化学工業分野が成長したドイツの発展が著しく、イギリスの覇権は崩壊
    19世紀末:列強の植民地争奪競争
    1801 フィリップ・ルボン(フランス):ガスエンジンの特許を取得
    1804 トレビシック:高圧蒸気を利用した、世界最初の蒸気機関車の製作・運用、蒸気機関車を作り、5両の車両を引く実験を行い、70人の人と10トンの鉄を輸送することに成功するが、駆動方式(線路上のギの噛み合い)の歯車の不具合により挫折 
    1807 ロバート・フルトン:外輪式蒸気船「クラーモント号」を開発し、ハドソン川で試運転に成功、特許取得 蒸気船を商業的に広める
    イザック・ドゥ・リヴァ:スパークによる燃料への点火を内燃機関用として提唱し、これがスパーク=イグニッション・エンジンの源
    1814 ジョージ・スチーブンソン:蒸気機関車「ブリュヘル号」の運転に成功
      スターリングエンジン:当時の主流の熱機関である蒸気機関であったが、多発するボイラ事故をみて、蒸気機関に変わるもっと安全な機関はないかと言って開発。 空気を作動流体とした「熱空気エンジン 」
    1818 自転車:ドライジーネ:カール・フォン・ドライス男爵によりドイツで初めて特許を取得  2つの車輪、足蹴りで駆動
    1825 ジョージ・スチーブンソン:ストックトン―ダーリントン間に開通した世界最初の公共鉄道用に「ロコモーション号」を製作
    1829 ジョージ・スチーブンソン蒸気機関車の父」:リバプール-マンチェスター間鉄道に使用する機関車を選ぶコンテスト(レインヒルのコンテスト)で「ロケット号」で優勝。 ロケット号は、その後150年にわたって製造された蒸気機関車の基本設計をほぼ確立
    1830 ヘンリー・モーズレイ(イギリス):金属製シャーシのねじ切り施盤を製作 (1830年頃)

    天保の改革:(~1843) 老中首座水野忠邦が実施、農村から都市に流入した流民の人返し令、株仲間の解散、貸付金利の低減、上地令:大阪城、江戸城の周囲を幕府の直轄地にする を発したが、貸し渋り、紀州候の反対、上地令で移動する譜代の藩に金を貸している町民から、上地令の実施前(つまりは、移動前)に返済を迫られた譜代の各藩が反対し、挫折、罷免、結果的には、幕府の財政の悪化、長州藩、薩摩藩など、西国の外様大名の財政改革の成功、密貿易による利益とのバランスで、徳川幕府は財政的に弱体化する。
    1839 チャールズ・グッドイヤー(アメリカ):加硫ゴムを発明 
    1841 ウィットウォースネジ:ねじ切り施盤の改良に携わっていたサー・ジョゼフ・ウイットウォースが土木学会に論文として提出。55度のネジ山 後のBS規格
    1853 クリミア戦争(1853-1856)の際に、14人の鉄砲鍛冶がそれまでのギルド体制を変革し「バーミンガム小火器取引協会(Birmingham Small Arms Trade Association)」を興す

    ペリー浦賀に来航
      日米和親条約:調印  安政東海地震
    1858 日米修好通商条約、日蘭修好通商条約、日露修好通商条約、日英修好通商条約:調印
    安政の大獄
    1859 石炭ガス:家庭にまで届き、暖房や調理に使われるようになっていた。

    ルノワール(フランス):フィリップ・ルボンのガスエンジンを改良。 電気式の点火装置を備えた単気筒2ストロークガスエンジン。点火装置:バッテリーと誘導コイル。 シリンダーの機構は蒸気機関と同様 な複動機関、ピストンの両側から交互に作動するダブルアクション機構。 シリンダーの左右に点火装置があり、吸気穴が、1/4、3/4の箇所、排気穴が吸気穴の反対側で、同じく、1/4、3/4の場所にあり、武圧縮、吸気穴、排気穴は、クランクに取り付けられた遮蔽版の上下運動によって、開閉を制御。1ストローク・エンジン、6hp、20hp、熱効率:5%、(蒸気機関:1.5%) 約400台製造
    ルノワールのエンジンは無圧縮式で内燃機関と認めない意見もあり、オットーが内燃機関を実用化した第一号に。

    ルノーワルのガス・エンジン:以下のContennts
    http://www.arts-et-metiers.net/musee.php?P=59&lang=fra&flash=f

    石油採掘:エドウィン・ドレーク:ペンシルベニア州タイタスビルの近くのオイル・クリークでを始める

    スエズ運河着工

    1860 エイブラハム・リンカーンがアメリカ合衆国大統領に当選

    桜田門外の変:大老井伊直弼暗殺
    1861 バーミンガム小火器取引協会:バーミンガム小火器会社(Birmingham Small Arms Company):BSAに発展
    アメリカ:南北戦争開戦

    内燃機関製造会社N.A:オットーと共同経営者のオイゲン・ランゲンが創立。現在:ドイツAG エンジン製造会社(世界最古)

    ピエール・ミショー:前輪にクランク、ペダルをつけた「ミショー型自転車・発明、タイヤは硬いッソリッド・ゴムだったのでニックネームは「ボーンシェーカー」 

    ルノアールのガスエンジン:ボードに搭載され、世界初のモーターボート(セーヌ川)

    1862 桜田門外の変:江戸城坂下門外にて、尊攘派の水戸浪士6名が老中安藤信正を襲撃し負傷させた事件
    寺田屋事件:薩摩藩尊皇派が島津久光によって粛清された事件
    生麦事件:薩摩の行列を横切ったイギリス人を殺傷した事件
    1863 BSA:バーミンガム近郊のスモールヒース(Small heath)に工場を設立

    ジョン・D・ロックフェラー:オハイオ州クリーブランドで石油精製業に乗り出す。 石油の用途は灯火、燃料

    カンボジア:フランスの保護国
    薩英戦争:生麦事件に端を発した砲撃事件。双方に多大な死傷者が出て、薩摩藩は攘夷を止め、イギリスは薩摩藩に接近
    八月十八日の政変:文久の政変 一橋慶喜や薩摩藩・会津藩などの公武合体派が長州藩を主とする尊皇攘夷派を京都から追放

    1864  ドイツ統一戦争(プロイセン・デンマーク間)


    アメリカ・ネジ:ウィット・ウォースねじを参考にして、ウィリアム・セラースが、フランクリン学会にアメリカねじ方式を発表

    高杉晋作:萩藩で野山獄に投獄
    勝海舟:神戸海軍操練所を設立
    池田屋事件:新撰組が潜伏していた長州藩の尊皇攘夷派を襲撃した事件
    禁門の変:会津藩と薩摩藩が協力した八月十八日の政変で京都を追放されていた長州藩が、討薩賊会奸を掲げて挙兵し、京都蛤御門付近で長州藩兵が会津・桑名・薩摩各藩と衝突、長州勢は壊滅 長州藩兵の藩屋敷への放火、会津藩兵の中立売御門付近の家屋への攻撃で、北は一条通から南は七条の東本願寺に至る広い範囲の街区や社寺が焼失

    太平天国の乱終結
    1865 アメリカ:南北戦争終結
    1866 ドイツ統一戦争:プロイセン・オーストリア間
    1867 ニコラス・オーグスト・オットー:最初の機関(ガスエンジン)特許取得・ スライドバルブと火焔点火により、80〜100rpm。 ルノワールのガスエンジンの3倍の効率

    パリ万国博覧会:オットー内燃機関の展示
    カナダ:イギリスから独立
    大政奉還
    坂本龍馬:暗殺
    1868 コベントリー・ミシン会社:自転車製造を開始、各種の改良(木製のスポークを金属製のワイヤースポークに、車輪の鉄の輪をソリッドゴムに)フランス向けに400台輸出

    アメリカねじ(セラーズねじ):アメリカの政府関係事業が全面的に採用 60度ネジ山 インチ系

    明治元年
    神戸港対外開港、王政復古、神戸事件(フランス人水兵負傷事件)、堺事件(フランス人水兵殺害)
    鳥羽伏見の戦い(これ以降が戊辰戦争、新政府軍の火力の優勢さが認識された)、上野戦争、北越戦争、会津戦争、 五箇条の御
    1869 蒸気機関オートバイ:ペロー(フランス)の蒸気ベロシペードを開発
    ロンドンの水晶宮:イギリスで初めての自転車競技(自転車はコベントリー社製)

    スエズ運河開通

    箱館戦争終結(戊辰戦争の終結)、 版籍奉還

    1870 アリエル:Ariel Motor Company Ltd.:コンベトリーに設立 自転車製造業
    コベントリー社:ジェームズ・スターレーは「ペニーファージング」と呼ばれるオーディナリー(普通)型自転車を開発。前輪を大きく後輪が小さい。人間の背丈ほどもある前輪を直接ペダルで漕ぐ形式、従来の形式に比べて、格段にスピードが出たが、不安定

    ジョン・D・ロックフェラー:スタンダード石油を設立
    1871 廃藩置県
    1872 オットー:会社にゴットリープ・ダイムラーとヴィルヘルム・マイバッハが参画

    新橋〜横浜(現桜木町)間の鉄道開

    1873 太陽暦導入(明治5年旧12月3日が1873年1月1日に当たる) 支払い給与が減り、新政府の財政に寄与、徴兵令施行
    1875 オットー:より高圧のエンジンを完成(ガスエンジン) 現在の4ストローク・エンジンと同じ原理
    1876 グラハム・ベルが電話機を発明

    ルニーアル:スパーク=イグニッション・エンジンを製作
    オットー:「オットー・サイクル」内燃機関の概念が完成

    廃刀令発布、 日朝修好条規締結  江華島条約、江華島事件(日韓武力衝突)を契機に李氏朝鮮との間に締結された条約。李氏朝鮮を独立国と認めた上で、鎖国政策だった李氏朝鮮を開国させた

    1877 オットー:「オットー・サイクル」で特許を取得 
    1879 エジソンが白熱電球を発明し、アルコールランプの需要は激減し、石油会社は倒産の危機
    1880 BSAがオートバイ生産を開始  銃器の販売縮小
    スターリング・エンジン:ステンレスなど、高熱に耐える金属材料が無く、開発、普及が頓挫
    1881 Matchless(マチレス):ヘンリー・ハーバート・コリアがロンドン郊外で自転車製造業をとして創業
    1882 1882年と1895年にBSW(British standard Whitworth screw threads ウイットワース・ネジ)制定
    1883 カール・フリードリヒ・ベンツ:マンハイムに、のちのダイムラー・ベンツの母体となるガス動力車両製作会社を設立
    赤熱管点火装置を完成させ、小型軽量ガスエンジンを製作 
    4サイクル・単気筒、1.hp/800rpm、(当時のガスエンジン:200rpm)側弁式バルブ、吸気バルブ:負圧式自動弁、排気バルブ:カム+プッシュロッド、点火方式:ホットチューブ式、気化装置:サーフェイス・キャブレター
    ホットチューブ式:金属の管を燃焼室内に貫通させておき、シリンダーの外にでた部分をバーナーで加熱して、その熱により点火する方式。ディーゼルエンジンのグロープラグと同じようなもの
    サーフェイス・キャブレター(表面気化器):ガソリンの入った容器をバーナーで加熱してガソリンを気化させ吸入させる方式
    1884 ジークフリード・ベットマン貿易会社:ベットマンがロンドンで商社として創業 主力商品はウィリアム・アンドリュースがバーミンガムで生産していた自転車の輸出と、ドイツからのミシン輸入し成功 オリジナル自転車の商標名:トライアンフ(勝利)」

    オットー:低圧電磁点火装置の導入 液体燃料の使用が可能になる

    チャールズ・パーソンズ(イギリス):蒸気タービン発明 レシプロ・エンジンより、低振動、高効率

    1885 ダイムラー:世界最初の自動車(木製2輪車::DRP36423)の開発、走行  特許取得 チューブイグニッショイン
    ベンツ:自動車(3輪車)を完成 サーフェイス・キャブレター採用、後にヒーテッドタイプのフローティング・キャブレターに変更、循環式水冷、電気コイルイグニッション、インテーク・バルブ、エキゾースト・バルブ装着、クランクシャフトにカウンターウェイト装備

    自転車:コンベトリー:ジェームズの甥のジョン・スターレー:「ローバー」という名前のセーフティ(安全)型自転車を製造、販売。 前後の車輪は同サイズ、チェーンによる後輪駆動、ダイヤモンド型の自転車フレーム、スプリング付きのサドルを装備しており、現代の自転車の原型

    チューブイグニッション(赤熱管点火方式):外部からバーナーによって白金製のホットチューブ(赤熱管)を常時赤熱させ、1,000度以上の高熱で圧縮混合気に引火させ、爆発行程をおこす。つまり火炎で直接赤めるグロープラグ。 始動前の準備として、マッチでバーナーに火を点け、ホットチューブを赤熱させておくという予熱時間を必要とする。まだ電気を使ってスパークプラグを点火させることができなかった時代の点火装置

    電気コイルイグニッション:点火装置の内部は電気子になっていて鉄のロッドに絶縁されたワイヤーが巻き付けてあった。エンジンのクランクが回ると電機子が心棒を中心に回り始め、4つのターミナルを通して流れる電流を生み出し、それぞれのワイヤー端子はエンジンシリンダーの上部にねじ込まれたスパークリングプラグと呼ばれる小さなデバイスに接続

    1886 Triumph Cycle Company(トライアンフ):ベットマンから社名変更
    オットーの競合社がオットーの特許に異議申し立:オットーの特許は無効となったが、市場への普及は変わらず
    ゴットリープ・ダイムラー、ウィルヘルム・マイバッハ:世界初となる4輪ガソリン自動車「ダイムラー・モーター・キャリッジ」を発明
    カール・ベンツ:世界初のガソリン自動車「ベンツ・パテント・モーターカー」(3輪) を発明 特許取得 
    ロベルト・ボッシュ「精密機械と電気技術作業場」:開設
    1887 トライアンフ・サイクル社(Triumph Cycle Co.Ltd):自転車製造・販売会社を設立 ダンロップ・タイヤとの合弁企業となる モーリス・ヨハン・シュルトを招聘

    カンボジアが仏領インドシナに編入
    1888 トライアンフ・サイクル社:コベントリーに工場を開設 独自の自転車を生産
    1889 トライアンフ:本社を本部をロンドンからコベントリーに変更
    ダイムラー:駅馬車に内燃機関を搭載し、最初の自動車を開発
    パリ万国博覧会 エッフェル塔

    大日本帝国憲法・皇室典範公布、
    甲武鉄道(新宿−八王子間)開通
    東海道本線全通
    任天堂創立
      1890年精密機械工業で使用するために 山角度53度8分、直径1〜10mmのねじ規格が出来たが 間もなくメートルねじ(SIねじ)に置き換えられ、現在はDIN規格からも廃止
    1891 ヘンリー・フォード:エジソン電灯会社に入社
    1992 ダイムラー・モトーレン・ゲーゼルシャフト(ダイムラー・エンジン会社):ダイムラーとマイバッハがドイツAGを退社し、設立 最初の4輪自動車を販売
    1893 スプレー式キャブレター:マイバッハが開発

    ディーゼル機関:発明

    ラオス:タイの支配下にあったラオスの3国はフランスの保護国となり仏領インドシナ連邦に編入

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