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  •  分配点火方式の分類

    デスビ方式
    誘導式パルス・ジェネレーター

     
  •  デスビ方式

    デストリビューター イグニッション・コイルの2次側を各気筒に分配する機械的リレー、動力はカムから取り、1つのコイルで多気筒を点火する。 ウェイトを用いた機械的進角装置、あるいは、バキュームによる進角装置もこの内部に搭載されています。 デスビの接点はポイントと同じく、定期的なクリーニング、交換が必要です。 デスビにもコンタクトポイントでのアーク放電の吸収の為、コンデンサーが搭載されています。デスビのフタと共に消耗品です 

    直6では、2つのポイント、2つのコイル、1つのデスビを搭載するのが一般的です。 これは高回転域でのドエル・アングルの問題に対処する為です。

    V6、V8、(35°、45°、60°、75°、90°、120°)では、点火時期の問題から、片バンクずつで、2つのポイント(マウントはクランク軸)、2つのコイル、1つのデスビを搭載するのが一般的です。 同時に高回転域でのドエル・アングルの問題にも対処できます

     
  •  誘導式パルス・ジェネレーター

     誘導式パルス・ジェネレーターは機械式のデスビを無接点の形式に置き換えるものです。デスビではフタの部分にコンタクト・ポイントがあり、イグニッション・コードが接続されています。  誘導式パルス・ジェネレーターでは、コンタクト・ポイントの替わりコイルが置かれます。 点火ケーブル側には「永久磁石」が置かれています。デスピのローターは軟鉄になり 、気筒数分の突起を持った形状となります。4気筒では十字手裏剣状で4つの突起、、8気筒では8つの突起があります。
     イグニッション・コイルの波形は軟鉄のローター、各気筒のコイル、各気筒用の永久磁石を介して、相互誘導により、従来のデスビのフタ部分に接続されたイグニッション・コードに出力されます。  この形式の場合には、イグニッション・コードにコアに細い線を巻いたスプリット・ファイアーなどのイグニッション・コードは有意性があるのかも知れません 

     
  •  ドエル・コントロール

    1つのコイルの出力を分配するので、高回転域での点火コイルへの電流供給は短時間となり、極めて不利なシステムとなります

     
  •  ダイレクトイグニッション

     ダイレクト・イグニッションの制御方式は分配点火方式ではありませんが、同時点火+ダイレクトイグニッションがデスビを置き換えています。 
     但し、エンジン直近にイグニッション・コイルが配置されるので、熱的問題、配線の太さの制限の問題があります。
     

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