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- 編集中
- その他のバッテリー
Li-FePO4バッテリー、シリコン・バッテリーなどがあります
- Li-FePO4・バッテリー
製品としては、SHORAI、Antigravity、Ballistic などがあります。
12V-10Ahで、SHORAI:¥20,000-、Antigravity:¥35,000-、Ballistic:未調査 (概算価格)
- Li-FePO4・バッテリー 保証範囲
2012年01月現在の保証内容の抜粋です。 変更される項目もあると思います。
詳細は、SHORAIは米国の英文の説明書(pdf)、Antigravityは日本語の説明書(pdf)を参照
SHORAI:
保証期間は2年だが、購入価格の100%が保証されるのは6ヶ月だけ、6ヶ月〜1年:75%、1年〜2年:50%、SHORAI
JAPANへの返送料はユーザー負担
保証について:http://www.shoraipower.com/t-customer-service.aspx (英語)
Antigravity:
保証期間は1年
保証対象外、取扱い説明について:Antigravity
Batteries取扱い及び取付け説明書 (日本語)
- Li-FePO4・バッテリー 特徴
・自己放電が少ないので長期保存時に適している
・軽量 軽量と言っても、5kg程度のバッテリーが2kg と、3kg程度の減量
・メモリー効果が少なく、継ぎ足し充電が可能
- Li-FePO4・バッテリー 注意すべき特性
・0℃以下では出力が著しく低下するので、大電流を流す時にはプリヒートしてから使う
0℃以下では、出力電流が低くなってしまいます。大電流を流すには、事前に負荷をかけて、バッテリーの内部温度を上げるか、保温剤を周囲ひ充填するなどの対策が必要になります。(厳冬期にセルを回すには、事前に、エンジン停止状態で使えるを負荷(ヘッドライトなど)に電流を流す。
負荷としてセル回すのはお奨めできない (バレオの磁石剥離の原因になりかねない)
・過放電させると死ぬ SHORAI社ののバッテリーでは13.0V以下への放電は保障対象外
・充電電圧は14.6V以下厳守
・内部セルの電圧にバラツキが生じると寿命が短くなる、出力が低くなるので、保守ポートから、各セルの電圧を均等に充電する「バランス充電」が必要になります。 この頻度は不明
SHORAIバッテリーでは専用保守ポートがあり、バランス充電機能+αの専用充電器(SHO-BMS01)がある
Antigravity Lightweight Batteriesの注意書き
http://www.antigravitybatteries.jp/download/Antigravity_Catalog2011.pdf
ちなみに、鉛バッテリーは14.6V、ODYSSEYなどのドライ・バッテリーは15V、MFバッテリーも15V
・高温下での保存は非推奨 (SHORAI )
・トリクリ充電器は非推奨、専用充電器推奨
- Li-FePO4・バッテリー 充電特性
充電器での充電では、専用充電器の使用が推奨されています。
一般的に充電する為には1V程度の電圧差が必要です。
Li-FePO4バッテリーでは14.6V以下での充電が厳守です
- Li-FePO4・バッテリー アイドリング回転数での充電 一般のバイク
注意:Li-FePO4のバッテリーの充電には、最低限、何Vの電圧差が必要なのか不明なので、+1Vと仮定
結論らしきものから先に記述すると、
ヘッドライト・ONで市街地走行が多いユーザーはLi-Fe-PO4バッテリーでは、バッテリー上がりの可能性が大きいと思われます
アイドリング回転数での充電は問題が多いと思います。
鉛蓄電池、MFバッテリー、ODDESYなどのドライバッテリーでは満充電後の開放端子電圧は12.8V程度です
SHORAI社などのLi-FePO4バッテリーでは、満充電では14.3V 30%の充電率で、約13.0V(12.996V)です。
つまり、アイドリング回転数で、13.6Vを出力しているバイクなら、満充電の鉛、MF、ドライバッテリーに若干の充電ができますが、満充電のLi-FePO4バッテリーには全く充電ができない
- Li-FePO4・バッテリー アイドリング回転数での充電 一般のバイク
BMW R100/R80について言えば
純正のオルタネーター+標準レギュレーターの出力は最高:13.8Vなので、使用不可能でしょう
SILENT、EnDuraLastでも、出力が14.0Vになるのは1,500rpmあたりなので、市街地走行、夜間走行が多いユーザーでは、セルでのエンジン始動不能、バッテリー上がりの可能性が高いです
注意:SILENTはヘッドライト・OFFでは、アイドリングから14.3Vになりますが、ここでは、ヘッドライト・ONで評価しています
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Li-FePO4 |
充電可能な回転数 |
100% |
14.34V |
N.A. SILEN、EnDuraLast、純正のいずれも
全ての回転数で充電不可能 |
90% |
13.300V |
ヘッドライト・ONでは、SILNET、EnDuraLastも充電不可能
標準レギュレータでは全回転数で充電不可能 |
30% |
12.996V |
SILNET、EnDuraLastでは、1,500rpm以上で充電可能
標準レジュレーターでは、3,000rpm以上でのみ充電可能 |
0% |
9.200V |
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高出力レギュレターは高回転域の出力が14.7Vなので未記載
開放端子電圧 |
Li-FePO4 |
鉛バッテリー |
MF |
ドライ |
100% |
14.30V |
12.8V |
12.8V |
12.8V |
90% |
13.300V |
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70% |
13.166V |
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50% |
13.116V |
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30% |
12.996V |
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12.2V |
放電終止電圧 |
12.996V |
10.5V |
10.5V |
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0% |
9.2V |
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11.6V |
放電終止電圧:12V22Ahなど、10時間率容量(Ah)、5時間率容量(Ah)などでの終始電圧(そのバッテリが機能を果たす為の最低容量となった時の電圧)
Li-FePO4バッテリーの値:SHOIRA社のデータ
ドライバッテリーの値:ODDESYバッテリーの値
補足:SHORAI社はmVまで、提示してますが、オルタネーターの出力電圧を考えると、100mV(0.1Vの単位)までしか有意性は無いです。 30%〜90%で、13.0V〜13.3Vということです。
- Li-FePO4・バッテリーの内部構造
端子の形状、端子の保持、溶接とかは貧弱とも言える、内部配線は固定されていないから、振動で踊る可能性があります。 (ケーブルが踊ると、端子の溶接、ハンダが、剥離する可能性があります)
http://www.thespeedtriple.com/forum/performance/20230-who-likes-their-shorai-battery-3.html
http://www.lithiumaviationbattery.com/ballistic_shorai_batteries.jpg
左:Ballistic 右:SHORAI
- Li-FePO4・バッテリー + 純正オルタネーター
お奨めではありません。 理由は原理的に発生するスパイク電圧、充電能力が低い
/5、は機械式レギュレーター、それ以降は励磁式オルタネータ(交流同期式発電機)+半導体式レギュレータですが、レギュレーターがオルタネータから離れた場所にあるために原理的にスパイク電圧が発生します 振幅:-20V〜+50V パルス幅:数μSec以下 レギュレーターを調整式にして、テスター等で電圧を測定して、14.6V以下にしたとしても、定常的にスパイク電圧が発生しています。このスパイク電圧による影響は不明です。
アイドリング〜1,500rpmでは充電できないので、市街地走行、夜間走行が多いユーザーでは過放電となる可能性が高く、容易に13.0V(バッテリー容量として20%)を下回ることが想像できます
- Li-FePO4・バッテリー + SILENT オルタネーター
オシロスコープで測定した限りでは、スパイク電圧は発生していません。 充電電圧は14.3Vです ユーザー・レポートは英語、日本語でもありません
私はSILENTユーザーですが、Li-FePO4バッテリーの取り付け予定はありません。理由は
・高価
・開放終始電圧が13Vであり、ヘッドライト・ONではオルタネーターの出力が14.3Vとなる(つまり、50%充電したLiFePO4バッテリにに充電できるだろう電圧(+1Vとして)になるのはおおよそ、2,000rpm以上であること
・1個の予備バッテリー(2個を同時に購入した)を所有している
- Li-FePO4・バッテリー + EnDuraLast オルタネーター
Euro MotoElectrics(EnDuraLastの製造販売元):非推奨、Li-FePO4バッテリーは登場して1年であり、信頼性を評価するには、実績、時間が少なすぎる
国内販売代理店:非推奨 Shopのスタッフの車両で走行試験は実施 解析+説明のページがblogにある ユーザー・レポート:未調査 不明点:SILENTと同様なオルタネーターの方式なので、スパイク電圧は発生しないが、測定データーは見つけられなかった
- Li-FepO4バッテリーのユーザーレポート
残念ながら、日本語でのバイク・ユーザーでのレポートはあまり役に立たないものばかりかもしれません 参照するなら、セル容量、使用セル(A123)は違いますが、ラジコンカー、電動ガンユーザーのレポートが理論、死亡バッテリーの復活、バランス充電の頻度などが参考になると思います
- シリコン・バッテリー
中国が開発したバッテリー、電解質材料として、ゲル状のシリコンを使う。 重量は鉛蓄電池と変わらず 個人的には重量が変わらず、価格も比較的高いので、使用するメリットを感じられない
ゲル状の電解質が高温になると液体に相変化して、雪崩的に電流が流れるとの噂もあるそうです(未調査) 一般的に充電時にも、バッテリーは発熱します
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