Relay
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  •  電装系についての注意

    本項目は、パラレバーのR100R/R100GSについてのみ、参照できます。 モノサスのR100RS/R80、2本サスのR100とは電装系は異なる箇所が多いです。

    1、R100R/R100GSのウィンカーはK75/K100/K1100/k1200系と同じ、左右独立形である。
    2、イグニッション・キーを「ON」にした時に動作するリレー「Load Shedding relay」が新設されている
    3、ウィンカー・リレーは、スターターリレー(5極)とは異なり、Kシリーズと同じである。
    4、ホーンリレーは4極であり、スタータ・リレーとは形状が異なる(長方形)
    5、ヒューズは「平型ヒューズ  」であり、BOSCHのヒューズでは無い。 ホルダーはバッテリー横
    6、ヘッド・ライト内に端子板は無い
    7、リレーの形状(正方形、5極)が同じでも、内部の構成が違う。 リレー(85,86)、Swich(30、87)は同じだが、(85、86)端子経由での各種の制御が違うからです。
     (クラッチのスイッチ、エンジン停止時には20秒程度でイグニッションへの給電停止:点火コイルの棚落ち防止なとど)
     
  •  メイン・ヒューズ

    R100R/R100GS、モノサスも含めて(2本サスは知りません。 未調査)メインの回路にはヒューズがありません。配線のどこかでショートした場合には、配線が焼き切れるまで、電流が流れぱなしです。 メイン回路(バッテリーの+端子からの配線)に30Aのヒューズを追加することをお勧めします。
     
  •  タンク下のセル・リレーとセル内部のリレー

    タンク下のセル・リレー(30A)はセルに搭載されてる大容量リレーのON/OFFを制御しています。 セル内部のリレーが「ON」で固着すると、セルが回りぱなっしとなります。 (セルへの直接の配線にはヒューズは無いし、300W程度(25A〜30A)であり、ヒューズは搭載できません。 30A以上のブレーカ等を接続するなど、特殊な方法なら対応方法があります。 

     
  •  リレー

    リレーはいずれも Hella(ヘラー社、あるいは互換製品)であり、基本的には、30Aの容量が確保されています)

     
  •  良く発生する故障

    1、クラッチのスイッチが常時「OPEN}となり、「ニュートラル」でしか、セルが回らない
    2、セル・リレーの劣化で、セルが回らない。(単体で、セル・リレーの抵抗を測定しても正常値となる)
    3、ホーン・リレーの劣化で、ホーンが鳴らない。(単体で、ホーン・リレーの抵抗を測定しても正常値となる)
    4、GND線(バッテリーのマイナス端子〜GearBoxの右後ろのブリード、速度計用ネジ固定の兼用ネジ)の劣化によるGND不良 線の劣化では無く、端子部ののカシメ部での腐食が原因)

    補足:
    1、項目-2、項目-3のチェックは、社外品のホーン(PIAAとか、BOSCHとか、12V・4A程度)を負荷側(30、85)に接続して、っ動作確認をすると良品/不良品の判定ができます。 負荷側の抵抗測定では、良否の判定はできません
    2、GND線を新規に作成する場合には、「メッシュ線」にヒシ・チューブ(絶縁被覆)を被せて作成すると、良く曲がるので、取り扱いが簡単です。
     
  •  私の車両の故障状況

    1、約15,000kmの中古車で購入
    2、20,000kmで、ローターが断線(購入当時から充電が弱かった)
    3、40,000kmで、クラッチ・スイッチが機械的に破損       
      注意、壊さずに分解するには特殊工具(?)が必要
    4、50,000kmで社外品のダブル・ホーンに交換(並列接続)
    5、60,000kmで、ホーン・リレー故障 無負荷試験ではOK、社外品のホーンによる負荷試験では不良
      (接点は閉じるが電流が流れない) 
    6、70,000kmでセル・リレーが故障 無負荷試験ではOK、社外品のホーンによる負荷試験では不良
      (接点は閉じるが電流が流れない)
    7、80,000kmで、再び、ホーンが鳴らない。 無負荷試験ではOK、社外品のホーンによる負荷試験では不良
      (接点は閉じるが電流が流れない) >?????????????????????????????

     
  •  シリーズでのリレーの違い

    AirHead Beemers Club のTipsのページを参照してください。

    http://www.airheads.org/content/view/159/98/


     
  •  R100R/R100GSのブレーキ・スイッチ(リヤ)

    汎用のリミット・スイッチです。 オムロンの同等品が使えます。 (モノサスは部品が違う)

 

  •  平型ヒューズ とBOSCHヒューズ

       

     
  •  リレーの互換性 

    注意:R100R/R100GSについてのみ記載しています。 



     
    部位 P/N   外形
    回路
    開閉電流
    通電電流
    その他 社外品 備考 他シリーズとの相違
    スターター 61 36 1
    389 105
    D . クラッチ
    ダイオード
    搭載 
    R100RSと共通
    クラッチ、ニュートラルダイオード搭載
    2本サス用とか異なる
    ホーン
     
    61 31 1
    459 677
    O . 680Ω OMRON
    G8HL
    R100RSとは異なる
    イグニッション R100RSとは異なる(? 未調査)
    ウィンカー 61 31 2
    306 014
    H   . . 両ハンドルにウィンカーSWがある
    K100/K75と共通
    ヘッドライト 不明   . . . R100R/R100GSには無い?

    外形・回路のアルファベットは Airheads Beemer Club で紹介されているリレーの外形、端子の配置図

    2本サス用のスターター・リレーには、クラッチ、ニュート−ラル用ダイオードは搭載されていません。2本サスでは、このダイオードはヘッドライトケース内のボード上に搭載されています
    ホーン・リレー、イグニッション・リレーのコイルの並列抵抗(680Ω)はサージ吸収、漏れ電流による(他のセンサー、電子機器の)誤動作防止です
    (サージ、スパーク防止の場合には、CRサージキラーやバリスタが使われる場合もあります)
    ハザート搭載のウィンカー・リレーはP/Nが異なります(61 31 2 306 014 にはハザート回路が搭載されていません。 ハザート回路が搭載されたリレーの回路は Airheads Beemer Club の「M」のとおりです



    ウィンカー、 スターター、 ホーン/イグニッション リレー  R100R/R100GS

    残念ながら、安価で互換性のある部品はありません
    以下は極近いものです。 ピン配置は同じですが、残念ながらピン間隔が1mm程度違います。

    実物を取り寄せて寸法をチェックしてみたいら、ピン間隔は同一寸法でした。
    サージ防止抵抗の値は違いますが、ピン互換です。 本体はモールドなので分解できません

    純正部品 メーカー モデル 開閉電流
    通電電流
    サージ防止抵抗
    RS-P/N RS価格 非互換
    R100GS/R100R系の
    ホーン、IGNITION
    OMRON G8HL 100A
    20A
    1.1kΩ
    222-213 ¥500 ピン間隔寸法
    抵抗値
    スタータリレー 該当なし . . . . .

    G8HL端子 RSコンポーネンツ社に記載されているOMRON G8HL資料(pdf)から転載





    Airheads Beemer Club で紹介されているリレーの外形、端子の配置図
    http://www.airheads.org/content/view/159/98/



    RS品番 222-320  リレー 180A/40A  ¥420  OMORIN PCBマウント用端子
    RS品番 353-105  リレー ???A/30A  ¥390  富士通  PCBマウント用端子

    2010年11月現在、取り扱っている車載用リレーはOMORN製、富士通製です。Tyco製リレーも取り扱っていますが、何故か一般リレーのカテゴリーに分類されています。


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