Oil Variation
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工具
以下の工具を準備します。
工程 |
工具 |
参考写真 |
トップキャップ ボルトの取り外し |
クローレンチ の改造(*) |
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オイル注入 |
オイルジョッキ |
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オイル・レベル の調整 |
オイル吸入 |
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(***) |
クローレンチ(安ければ、¥1,000-ぐらい)、あるいは、パイプレンチを改造します。 レンチ自体で開口を固定でき、顎が長いレンチであれば、良いです。 モンキーレンチ
、オフセット。レンチでも良いのですが、改造(削り量)が大変です。
トップ・キャップは、10mmぐらい奥にあるので、長い顎が必要です。
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オフセット・レンチは販売されていますが、オフセットスパナは販売されていないので、オフセットレンチを改造しても良いのですが、オフセットレンチは高価です。
- 手順
1 |
トップのプラスチックキャップを外して、クローレンチ改造を使用して、トップキャップのボルトを外します。 |
2 |
サイドスタンドにします |
3 |
ビニル袋をセットします。ビニル袋の上縁がドレンボルトより上側になる様にします。 |
4 |
ドレンボルトを外して、排出します。 |
5 |
フォークを5〜6回作動させて、最後まで排出します。 |
6 |
オイルをこぼさない様、ビニル袋を取り外します。 |
7 |
ガスケットを新品にして、ドレンボルトをセット |
8 |
メインスタンドにする |
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オイルを注入 |
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しばらく置いて、気泡が排出されるまで、5分ほど放置 |
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オイルレベルを調整 |
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Oリング、ガスケットを新品にして、トップキャップボルトを装着 |
13 |
プラスチックカバーを装着 |
- フロントサス・油面データ
油量(規格) |
420cc |
油面 |
314mm/420cc、300m/410cc |
オイルレベル:油量 |
14mm:10cc |
非分解時のオイル残量 |
約60cc |
油面の測定条件 |
トップのナットの上面から スプリング装着、車体装着、Fサス浮状態 |
現在のフォーク・オイル |
カヤバ G10S 410cc |
通常、オイルレベルはスプリンブ未装着、インナーチューブ全屈でのデータとなりますが、BMWの場合には、データが提供されていないので、もっとも利便性の高い状態で測定しています。 測定は、全分解後、規定量420ccを注入後、フロントフォークを垂直に立てて測定、車体の装着して測定しています。 表示しているデータは装着時、フロントをふかした状態です。フロントはホイールを装着しなければ、浮いた状態となります。ホイール装着時には坂で上側にして駐車すれば、OKです。
このデータは、R100GS/R80GS系には適応できません。
カヤバ-10Sは、TT250Rで使用しているため、R100R Mysticでも使用
- オイルのレベルの管理
BMWのサービス・マニュアルでは、オイル量だけしか記載がありません。 油面のデータは無いので、分解時に油面を測定し、以後は、油面で管理するのが適切です。
なぜなら、ドレンボルトからの排油では、全量が排出されることは無いからです。 (60ccぐりらいが残る様です。) しかしながら、半年毎とか、こまめに交換するのであれば、 残量は、10%以下であり、汚れも軽微なので、サスを分解しないで、オイルを交換するだけで良いと思います。 オイルの交換周期が長いのであれば、全分解しての洗浄、交換をお奨めします。
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