Trigger Unit
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OH

  •  トリガーユニット
     
  •    定期的に清掃、グリース・アップしましょう

    現在は、年一回、CRC-556を小窓から吹いています。

     
  •  一度も開けていない場合

    一度、開けて、劣化したグリ−スを清掃しましょう
    古いグリースが固着して、機械的進角装置の動きが悪くなっていることが多いです。

    分解、清掃、組み立ての手順は、100%「ピンキー」さんからの情報です

     
  •  トリガユニットとは

    R100/R80・モノサス、R100GS/R100R等のホース素子のトリガユニットについてです。
    2本サスの頃、つまり、コンタクトポイントについての記述はありません


  •  発生する不具合

     進角が正常に動作せず、3000rpm以上で、進角不良となる場合があります。 正常なユニットでは、1000rpmで「Sマーク」〜3,000rpm までに徐々に進化します。 2,800rpmで「Zマーク」が表示されます。
     ユニット内のバネの劣化、グリスの固着が発生すると、3000rpm以上で「Zマーク」が見えなくなる場合があります。  (更に進角する、あるいは、進角が少なくなる)

     原因は、遠心ガバナ(機械的進角ユニット)が古いグリスで固着して、高回転域で正常な動作とならない(ウェイトが戻った状態になり、3,000rpm以上で、Zマーク以前の進角となってしまう など
     
    この場合には、ユニットを分解して、清掃、グリスアップすることにより、正常になります。また、バネを作ることにより、進角特性を変更することができます。
     また、違う故障としては、バネの劣化で、アイドリング域での進角が不安定、バネ外れなどがある様です。バネはMotobinsで社外品ですが、販売されています。

    注意:ウェイト側のプラスチックのスリーブは部品単体の設定はありません



  •  症状のチェック

    タイミングライトを使用して、チェックすれば、一発でわかります。 体感的には、高回転でエンジンが気持ち良く回らない、高回転で生ガス臭い、黒煙ガ出るとかの症状が発生すると思われます。



  • 分解に必要な工具


    小さなフック(電気工具で販売している HOZANのフックみたいなの、無ければ、固い針金)
    (中)(ー)ドライバー
    (少)(−)ドライバー 薄い
    水道管用レンチ(大型のEリングを外すため)
    グリス
    ラジオペンチ


     
    1 サイドの窓のめくら蓋を取ります。
    2 フックで、窓から、中のスプリング(2個)の片方(2つとも)をはずします。
    3 ケーブルをとめている黒いプラスチックの抜け止めピン(黒いプラスチックを抜きます)
    4 裏蓋を外します。
    5 リヤのプレートを外します(ネジの位置をメモします)
    6 Eリングに(4)で外したネジをつけて、水道管用レンチでEリングを外します。
    7 ガバナ+ホール素子を取り外します。
    8 シャフト、ガバナ等を洗浄、グリスアップして取り付けます。
    9 組み立ては逆の手順です。ガバナベースとガバナの位置を間違えない様にしましょう。

     スプリングは、現物を持参すれば、バネ屋さんで作成できる様です。
     オリジナルは密巻きではないので、密巻きにして、2〜3巻き増やすと具合が良い様です。


  •  電子進角について

    進角をプログラムしたい場合には、このガバナを取り外して、ホール素子だけを使用して、MSD/MC-4, Sientechのイグニッションとか、DAYNA-2000の改造品を使用すると、進角を自由にプログラムできます。 MSD/MC-4 Sientechは、標準で進角のプログラム機能を持っています。
     Omegaから、純正のトリガユニットと同じ形状+外部の電子進角ユニットも販売されています。 $300-


  •  海外のサイトからの情報

    海外でも、トリガユニットは弄っている様です(新品だと高い) 320°、とか、336°のカムにした場合には、3,500rpmで、フル進角が良い様です。方法は、

    (1)バネを固いのに変える
    (2)ウェイトを軽くする。(以下の英文を読んでね、出典はLINKのどこかにあります)

    As I have posted before you can shorten the advance curve for dual plug conversions by layering shrink tubing over the weight stops. One layer will shorten the curve 2 crankshaft degrees. My experience so far is use two layers for dual plugged 336 cammed bikes and 3-4 layers for 308 cammed bikes (1000cc). 800s require less retarding so about 1 layer less in each instance will probably work. If you are going to move the point of maximum advance up the RPM scale you can lighten the weights. Pry off the small "E" rings to remove the weights. I drilled mine with 1/4" hole about 2/3 up from the pivot along with a 1/8" hole as close to the first hole without breaking through. This changed the full advance RPM from 3000 to 3500 RPM. Stronger springs would be a more elegant approach here but haven't found a source for these yet.

    トリガユニットのホール素子が壊れた場合には、内部の部品だけを交換する方法がある様です。  
    部品:Honeywell/Micro Switch part #2AV54 でも、構造的に、ダイナ等のピックアップを付けてもOKだと思われます。

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