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  •  LED化

    LED化の軌跡 現時点では、テール、ポジション、メーター内照明、ニュートラル・インジケーターをLED化

    ウィンカーは、回路の動作検証済み、ウィンカー・リレーのボディー探しの途上

    HIDは、パッショング、ON/OFF切り替えでの寿命の低下、および、新世代での性能向上途上が期待される為ペンディング

     

  •   LED化による単位走行時間あたりの消費電力の低減

    一日の走行(市街地、郊外などを走行)での平均の消費電力で検討(電球の定格消費電力*走行時の使用率で検討)

    LED化による消費電力低減の試算
    ただし、スターター・モーターの消費電力は考慮の対象外としています。

    消費電力は、12Vとして計算しています。
     
    回路 消費電力、使用率など 概要
    バルブ リレー 表示 使用率 消費電力
    ヘッドライト 55W 5W   100% 60W 5W:リレー
    点火系 〜40W     100% 40W (***)
     
    テール・ランプ 5W     100% 5W  
    ストップ・ランプ 21W     50% 10.5W .
    ウィンカー 21W*2   60% 5W 3W 30% 9.96W 片側のウィンカー動作 (**)
    ポジション・ランプ 4W     100% 4W 常時点灯として
    メーター照明 3W+3W     100% 6W 常時点灯として
    インジケーター (*) 3W*3     20% 1.8W ハイビーム、GEN、オイル
    インジケーター:
    ニュートラル
    3W     20% 0.6W  
    ホーン 〜300W     1% 3W 社外のダブルホーン
    イグニッション制御 5W     100% 5W 変更不可
    総消費電力 146W .
    発電機容量(***) 240W〜280W:年次で違うらしい

    純正イグニッソン制御ユニットの消費電流は ダイオードボードの販売元である、Thunderchild社のFAQのページでは、40W、(すなわち、2.9A)と記載があります。 回転数の記載はありませんが、電圧13.8の値なので、3,500rpm以上での回転数での測定値と思われます。

    MSD MC-3の消費電力は、約55W(規格:4.3 amps@10,000 rpm)、純正のイグニッション・コントローラも使用するので、55W+=65W(max)程度を消費すると思われます。 純正に比べて、25Wの増加です。 (この場合には、純正イグニッション・コントローラは点火コイルをドライブしないので、40Wまでは消費しません) 
     

    使用率 単位走行時間での使用率、市街地等信号待ちの時間を考慮して、高めに設定
    (*)
    インジケータ
    GEN、オイル、ハイ・ビーム
    表示 スピードメーター、タコメーターのインジケータ
    (*)
    ウィンカー
    点滅しているので、=ON時の消費電力 x 使用率
    (ON時の消費電力)は、(21W*2)+ 5W + 3W = 50W 
    (**)
    イグニッション
    社外品のイグニッション・ブースターを使用している場合には、その消費電力 + 10W(純正オグニッション・コントルールの制御回路分、コイル駆動は行っていないので、40Wまでは消費しない)
    (***)
    発電量
    発電機の容量は、エンジン回転数:2,500rpm以上でのお話です。渋滞での停車時、ならびに、渋滞での低速運転(1,500rpm以下)では、発電量=0Wです。


     

  •  280W・オルタネータの発電量
     
    エンジン回転数 電圧 電流 W モード
    回転数 標準Reg 高出力Reg
    1,000rpm 12.4V 12.4V 2.5A 31W .
    1,500rpm 12.8V 13.4V 10A 134W (*)
    2,000rpm 13.0V 14.2V 15A 213W 充電開始
    3,000rpm 13.8V(**) 14.7V 20A 294W .
    4,000rpm 13.8V(**) 14.7V 20A 294W .

    純正のライト類では、1,800rpm以下では、消費電力 > 発電量となります。


     

  •  ストップ、ポジション、ニュートラル、メーター照明をLED化した場合の消費電力の試算 (I=15mA)

    20W程度の低減が期待できます。
     
    回路 電球 
      x
    使用率
    LED化
    回路構成
    (n)は並列回路数
    使用率 系統数 LED
      x
    使用率
    ヘッドライト 60W   100%   60W
    点火系 40W <---     40W
    テール・ランプ 5W 12V/15mA*((9+4)  100% 1 2.34W
    ストップ 10.5W 12V/15mA*(18)   50% 1 1.62W
    ウィンカー 9.96W <---   30%   9.96W
    ポジション 4W 12V/15mA*(7+4) 100% 1 1.98W
    メーター照明 6W 12V/15mA*(1) 100% 2 0.36W
    インジケーター 1.8W <---   20%   1.8W
    インジケーター
    :ニュートラル
    0.6W 12V/15mA*(1)   20% 1 0.04W
    ホーン 3W <---     1%   3W
    イグニッションON/OFF 5W <--- 100%   5W
    総消費電力 146W       126W 以下

    *nは並列回路数 前:7+4 、後:9、ナンバー灯:4

     

  •  ウィンカーをLED化した場合の消費電力の試算(作成途上) 

    28W程度の低減が期待できます。
     
    回路 電球 回路構成     LED化
    ヘッドライト 60W       60W
    点火系 40W       40W
    テール・ランプ 5W 12V/15mA*(9+4)     2.34W
    ストップ・ランプ 10.5W 12V/15mA*(18)     1.62W
    ウィンカー・ランプ 9.96W 12V/15mA*(7+7) 60 30  
    ウィンカー・インジケータ 12V/15mA*(1) 60 30  
    ウィンカー・リレ 5W 60 30 1.84W
    ポジション 9W 12V/15mA*(7+4)     1.98W
    メーター照明 6W 12V/15mA*(2)     0.36W
    インジケーター 1.8W       1.8W
    インジケーター
    :ニュートラル
    0.6W 12V/15mA*(1)     0.04W
    ホーン 3W       3W
    イグニッションON/OFF 5W       5W
    総消費電力 146W       118W以下

    *nは並列回路数
    ウィンカーは点滅なので、消費電力は、定格の60%。 単位走行距離での使用率:30%
    リレー回路は余裕を持って、3W(250mA)で計算

    昼中に、ヘッドライトをOFFにすると、67W以下となります。

    消費電力.xls(Excel計算シート)

     

  •  インジケータのLED化

    インジケータのLED化は以下の問題があるので、ニュートラルだけをLED化しています。
     
    GEN オルタネーターのローターへの給電を制御、並列に抵抗を入れれば、ローターへの電流供給も問題無く、LED化可能だが、消費電力は減らない ので未実施。
    OIL LED化可能 但し、正常時はOFF、イグニッション:ON時のみON 効果が少ないので未実施
    N LED化可能
    ハイ・
    ビーム
    左ハンドルSWで、ウィンカーSWなどとが共通配線となって いる部分があり、ウィンカー、ウィンカー・インジケーター、ハイ・ビームの一部だけをLED化した場合には相互干渉がある。 これは、LED化により、各回路に流れる電流の割合が変化するためです。 
    ウィンカー ウィンカー、ハイビーム・インジケーターと同時にLED化、かつ、ウィンカーリレーを変更すれば、LED化可能。

     

  •  3端子レギュレーターの追加

    純正のレギュレータ&レクテファイヤ別体の励磁式・オルタネータでは構造的に、スパイク電圧が発生します。 3端子レギュレータ+平滑コンデンサーでスパイク電圧から保護することをお奨めします。

    スパイク電圧の振幅:-20V〜+50V パルス幅:数μSec以下

     

  •  HID化 

    以下の理由により、実施していません。 高価、小型化、防震対策、防水対策では、未だ発展途上の為。 ちなみに、点滅を繰り返すと寿命は短くなります。 バーナーの10時間点灯率(10時間の連続点灯時の寿命を100%)とすると、点灯2回、5時間ずつの点灯では、残存率は76.5%となります。 つまり、100個テストすると、76個は動作するが、23個は故障します。 点灯10回、1時間ずつの点灯では、残存率:10%です。 

    現時点(ウィンカーはLED化していない、グリップヒーター、電熱服は使用していない)では、渋滞時にはヘッドライトを消灯する程度で問題が無いが、更に省電力化が必要ならば、HID化より、EnduraLastなどののオルタネーターに換装した方がシンプルな解決策となるのだろう。

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