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- 購入後のメンテナンス
「中古車量購入直後の注意」と重複している項目があります。
古いバイクですので、以下の項目は暇を見て、実施することをお奨めします。 もっと、はっきりというと、以下の部品の交換、メンテぐらいはできないなら、BMWと
言わず、古いオートバイを維持できないで、さっさと最新のオートバイに乗り換えることをお奨めします。 調子の悪いバイクに我慢して乗っても楽しいことは無いですから。
2V-OHVのBMWは、どんなに新しくても1997頃に製造された中古バイクです。
- 購入直後のメンテナンス
購入後、速やかに以下の作業を実施することをお勧めします。
ステムベアリングのグリスアップ |
グリスが切れてなければ、10万kmは持ちます。 多くの場合には、グリス切れでのダメージです |
タペット・クリアランスの調整 |
バルブ突き上げで割らないために |
キャブの清掃 |
MJの上側にはスラッジが溜まっています。 まず、清掃を |
GearBox・オイルの交換 |
屋外駐車の場合には「水」が混入している場合が多いです。 |
- 購入後の交換推奨部品
購入後に、速やかに、以下の部品を交換することを推奨します。
(1) フロント・ブレーキ・パッド (2) リヤ・ブレーキ・パッド(ドラムの場合には、スプリングとゴムダンパーも) (3) クラッチ・ケーブル(
レバーの根元で、ワイヤーが解れていたら)
(4) ミッション・オイル、ファイナル・オイル、スイングアーム・オイル(R100/R80モノサス)
- 電気配線のチェック、クリーニング(1):タンク下の配線のクリーニング
バッテリーの(−)端子を外してから、タンク、シート、ヘッドライトを剥いで、電気配線のコネクタ部の腐食、サビをチェックできれば、端子部のカシメ部をハンダ付けするのが望ましいです。
クリーニングの手順としては、端子を外して、サビ、腐食をチェックします。 サビていたり、腐食していたら、端子を取り外して、新品に交換するとかが必要です。 使用しているコネクターは「電子パーツ店」でも取り扱っています。
その後、パーツクリーナーとか、エアで端子内をクリーニング後、端子にCRC556を吹いておきます。 電気工作用の接点復活剤とか、端子洗浄剤は吸湿(湿度があるとゴミがつく)し易いので、使用しない方が良いです。
タンク下の配線でテープが剥げている所は、配線用テープ(オートバイ用品店で販売しています。 通常のビニルテープではありません。)で補修しておきます
- 以下は、購入後、不良が発生していない場合には、速やかに作業する必要は無いと思いますが、必ず、実施することをお勧めします。
- 電気配線のチェック、クリーニング(2):オカメ内の電装品のチェック
バッテリーの(−)端子を外してから、オカメ(エンジン前側のフタ)を外して、電装品のチェックをします。
ローター、ステーターの抵抗のチェック、ブラシの残量のチェックをしておきます。 ローター、ステーターは規定の抵抗値の範囲内かどうか? ブラシはブラシホルダーの半分以上の長さが必要と思われます。
また、ダイオードボードのマウント・ボルトのチェック、あるいは、交換をしておくことをお奨めします。
- クラッチレバーのピポットのブッシュの交換、グリスアップ
ここにはナイロン製のブッッシュが入っています。 お安いので、とりあえず、交換されることをお奨めします。支点のネジのグリスアップをします。 これはブレーキレバー側も同様です。
- サブフレームの取り付けネジの締め付け
サブフレームはネジ止めです。 規定トルクで締めつけます。
- 各部の規定トルクでの締め付け
メインスタンド、エンジンマウント、エンジンガード、フロントサスペンションのアクスルシャフト、ステムなど
- (R100GS/R100Rのみ) スイングアーム後ろ側のダストブーツ内の清掃
ミッションのブリードがここに溜まっています。 廃油トレイを準備して、後ろ側のダストブーツを緩めて、清掃して置きましょう。 ここに溜まったオイルは、雨中走行とかで、外に出るので、ビックリします。
前側のダストブーツの清掃は、清掃後のブーツの取り付けが大変です。 実施するなら、夏の暖かい時期に実施しましょう。 でも、取り付けは大変です。
- 通常のメンテナンス
以降は、通常のメンテナンスを実施します。
(1) ブレーキフリュードの交換
(2) クラッチ・ワイヤー、レバー・ピポッドへの給油
(3) スピードメーター・ケーブルへの給油
(4) リヤブレーキの清掃
(5) タペット・クリアランスの調整
(6) キャブの清掃、ワイヤーの遊びの調整
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