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• 　スロー系のポート
  
  
  
  
  
  スロー系のポートはCRは１系統、FCR/TMRは2系統あります
  アイドル（スロットルバルブ：全閉）系とスロー（スロットルバルブ：チョイ開け）系です
  
  注意：アイドル時にもスロットル・バルブは全閉ではありません
  
  スロットル・バルブ下部のCA（カッタウェイ）で少しだけ開いています
  
  スロー系が別途、空気、ガソリンの通路を設けているのは、キャブのベンチュリー部だけでは、ガソリンの霧化が行えない為です。　スロー系が2系統（アイドリング、スロー）があるのは各JETのオーバーラップを少なくして、セッティング時間を短縮する為だと思われます。　2ポート無いとダメ、あるいは、スロー系のつながりをスムーズにする為のものでは無いようです。　
  （だって、FCR、TMRもお里はレーシング・キャブですから、なんとなれば3,000rpm以下は不要とも・・・）
  
  　
• 　スロー系、アイドル系のポートの出口
  
  CV方式ではベンチュリーの最も狭い部分（スロットル・バルブ直下、アクセル全閉時にはCA部分だけ）にポートの出口を設けることができません。　通所はバタフライバルブの真下で、エンジンよりにセットされています。VM型では、スロットル・バルブ真下に設けることができます。　FCR/TMRではNJのノズルと共通です。　
  
  （多くのキャブを弄った経験はありません。　このカッコ内の記述は推測です　　アクセル全閉でCAが完全に閉じる形式のVM方式のバルブでは、PO（アイドル・ポートの出口）はスロットル・バルブのエンジン側面からエンジンよりに独立ポートを設ける必要があります。　BPはスロットル・バルブの真下に設けるか、PO/BPは共通で、スロットル・バルブが少し開くと、暴露される面積が広がる位置に設けることができます）
  　

  	FCR	TMR	BIng	BST40
  PO	NJと共通	NJと共通	バタフライバルブの直近	バタフライ・バルブ　真下 Φ1.0mm　の穴が1つだけ
  BP	NJと共通	NJと共通	NJと共通	（位置　未調査） Φ0.8mm　の穴が3つ

  
  アイドル系の出口：PO：パイロット・アウトレット　
  BST40では、Φ1.0mm　が1つだけ
  
  スロー系の出口：BP：バイパス
  BST40では、Φ0.8mmの穴が3つ
  
  BST40　グース350等で使われてるフラットバルブのCVキャブ

  　

• 　NJのノズル形状とスムーズボア
  
  スロットル・バルブをちょっとだけ開けている状態での霧化は4ストでは吸入負圧が高いので、
  
  どの程度の効果があるのかは知りませんが
  FCRはスロットルバルブが斜め
  TMRはNJのノズル形状に工夫（Hノズル）
  Yoshimura TMR-MJNはスロットル・バルブが大きく開いた状態でのスムース・ボアを狙って、Ｈノズルは撤去、NJのトップはボア内径と面一、かつ、水平カット
  
  
  
  
  　

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