Front Sus
Home | Up | Next


Maintenance

  •  まず、各部を正規トルクで締める。 各部のメンテナンスを実施してから

    サスペンションに不満を持った場合には、まず、車体、フロントホイール周り、のメインテナンスを実施してから、チューンナップを実施します。 問題はフロントサスの剛性、作動性では無い場合があります。

    以下の不具合の可能性があります。
     
    ホイールベアリングの劣化、傷
    ブレーキ・ローターの歪による引きずり
    ステアリング・ステムのベアリングの傷、グリス切れ
    ステアリング・ステムの締め付けトルクが不適切
    フォークの幅が上下で、均一では無く、平行では無い為、動きが渋い
    アクスルシャフトが車体と不平行
    リヤスイングアーム・ピポットの締め付け不良により、左右どちらかへの偏り
    パラレバーのスイングアームとファイナル・ドライブ・ユニット連結ネジの緩み、ベアリングのがた
    スングアーム・ピポットのベアリングの劣化、ガタ

     

  •  チューンナップの前に、完全分解して、メンテナンスを実施しましょう。

    それでも、フロントサスのチューンナップをする場合には、まず、全分解して、メンテナンスを実施しましょう。問題は、摩滅したスライドメタルかもしれません。

    オイル交換
    メタル、オイルシールの交換
    インナーチューブの摺動部にサビがあれば修正
    インナーチューブが曲がっていれば、交換、あるいは、修正
     
  •  フロントサスのチューニングについて

     フロントサスのセッティングを変更するには、スプリングの交換、オイル粘度の変更、突き出し量の変更を行うことができます。 サスそのものの変更を実施する場合には、メインフレームの剛性、特にステアリング・ヘッド周りの剛性とのバランスを考慮しなければなりません。 場合によってはフレーム補強が必要となります。  2V-OHVは、古い世代のモーターサイクルです。どこまで改造するかは良く検討した方が良いと思います。  ステムのヘッドの補強は、HPN車のホームページの写真、海外の各種の書籍等が参考になります。


  •  突き出し量

     現在は、5mm 突き出しています。 もともと、R100GSのジオメトリーで、かつ、ホイルベースも長いので、フロントのキャスター角を若干立てています。現在は、リヤサス・オーリンズ(3段階目、プリロード:2)との組み合わせでは、満足してます。  装備体重:100kg程度
     なお、リヤサスのスプリングは標準(88)です。

    サス・スプリングの交換後、10mm突き出し。 どのあたりが良いかは体重とか、個人の好みで調整ですね。
    あんまり、突き出しが過ぎると、キャスター立ち過ぎに、
    その後、リヤサスをWPに交換し、リヤが上がった為、更にキャスターが立った。(サスの自由長で20mm長くなった)


  •  フロントサスのスプリングの変更

     キャブをFCRに換装してから、アクセル ON/OFF時のサスの伸びとかの速度が速すぎて、アクセルワークで「ピコピコ」といた感じとなるので、スプリングを交換しています。 WIRTH-FEDERN社(ドイツ)のプログレッシブ・レートのスプリングに交換しています。このスプリングは、フル・レングス・タイプで、カラー( 純正スプリングでは200mmのカラーを使用)はありません  購入先は、Siebenrock社です。

    以下の会社から、スプリングが販売されています。
    WP、Progressive  (この2社のは、カラー:約200mmが入っているタイプです) 

    WPは納期が長いので、交換する場合には、早めに発注する必要があります。 
    WPは国内の用品店でオーダー可能です。 固いとの話もありますが、使用したことがないので、「?」です。  WPのオイルは、国産4社、KAYABAに比べて、粘度が高い傾向があります。

    ちなみに、Progiressiveh社は、モンロー/イギリス --> S&W --> プログレッシブ、
    ガーリング --> ヘイゴン と、会社の名前/商標が変遷している様です。 
 

  •  締め付けトルクの管理

    サスのチューニンブをしても、ステアリング・ヘッドへの取り付けネジ、アクスルの取り付けネジのトルク管理、サスの平行出しを行わなければ意味がありません。 ステアリング・ヘッドの取り付けネジは規定トルクで締め付けます。

    サスのボトムは緩く締めた状態でストロークさせ、一番動きやすい位置で、規定トルクで締め付けます。

     
  •  ヘッドライト・マウント



    オリジナルのヘドライト・マウントは、ステムの上下ので挟む形式です。ヘッドライト側の取り付け穴周辺は薄いのでクラックが入りやすいですし、サビも出易いです。 社外品のマウントに変更する場合には、後ろ側に出っ張りが無いもの、つまりは、フォークを外して、装着するタイプを選択します。後ろに出っ張りがある場合には、タンクに干渉するので、ハンドル・ストッパーの改造が必要です。R100Trad、R80も同じです。

     
  •  フォークブレースの固定

     R100Rのフェンダー・マウントはゴムブッシュでフロントフォークに取り付けられています。この部分をネジにして、左右のフォーク・ロワーを連結、固定するフォークブラケットに加工することにより、剛性を上げることもできます。 個人的には突っ張った感じになるのが 嫌いなので、実施語、元のマウント方法に戻しています

Home | Up | Next

                                    This Home Page is create by Microsoft FrontPage 2000
                     Authorized by wanawana Update at 2011/08/30