HID/2009
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HID/2008

  •     HIDの検討−2 at 2009/06 追記
     
  •  消費電流と起動電流が以外と大きい。

    バラストにもよるのでしょうが、某M自動車純正の八角形バラスト・ブースタ一体型35W、某中華の四角35Wなどでは、起動電流:6A~10A(公称値 低起動電流型:.5A、汎用型 :7A〜8A)で、約10Sec程度で安定電流となる。安定電流:3.5A~5A(公称35Wの場合、本来なら3A以下のはず)と以外と消費電流、起動電流が大きい様であり、「省電力」を目論んでの購入は、点灯・消灯によるバルブの寿命(要は買い替え価格)と合わせて、目算が狂う場合もある。

    起動時間の短縮は放電管である特性から、困難かな?

     
  •  H4バルブの消費電流、突入電流

    H4バルブの突入電流は、37.5A(55W)と大きいが、約200mSecと短時間で、安定電流(理論的には、4.6A程度、(実測値はもほぼ同じ)となります。 これは単純な抵抗体であり、冷間時抵抗:0.32Ωが、通電で温度が上がり、安定時の温度では約2.6Ωとなるからです。この場合には、消費電流より、この大きな突入電流によってフィランメトが消耗する方が問題となります。 また、電源電圧の上下によって、下がると、光量低下(25%/1V低下)、寿命の短時間化(5%ダウン/1V上昇)につながります。 H4バルブの寿命、光量の設計時の電圧は13.2Vです。 一部の長寿命バルブでは、14Vで設計されおり、実際の使用電圧との差異が増えるので、マージンが増えます。 

    補足:旧式のレギュレーター、あるいは古いバッテリーなどで、13.2V以上の電圧が印加されている、あるいは、スパイク状のパルスが出る場合にはバルブの寿命を短くします。 ヘッドライト・リレーを使用していない場合には、電圧計の取り付け位置にもよりますが、概ね、電圧計の指示値から、1〜2V低い電圧がH4バルブの印加されており、更に寿命のマージンは増えます。 光量は低下します。 なお、寿命は振動によって短くなる場合も多々あります。

     
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